今日は七夕、まだ梅雨のさかりで、涼しいくらいですね。
でも、かならず暑い夏がやって来ます。

 写真は、治療院の七夕かざりです。

 夏の三カ月(678月今は、789月でしょうか)を蕃秀といいます。
草木が成長し、万物が茂り花咲き乱れ、陽気が最高潮に達する時期です。

 この時期は、日の出と共に起き、日の入りと共に就寝し、日中が長いですが、なまけず適当に身体を動かして発汗し、精神的にも発散すると良いです。

 夏に陽気を発散しないと熱が身体にこもって病気になってしまいます。

 熱中症などは、よい例ですね。

 夏でも汗の出ない人、夏でも冷える人、低血圧の人、心臓病のある人は体調を崩しやすくなります。

 冷房や冷たい物の取り過ぎは、下痢をして胃腸をこわし、よけいに身体が疲れやすくなってしまいます。

 食べ物は、つい果物やそうめんなどさっぱりした物を食べたくなりますが、むしろカレーなどの香辛料のきいた発汗作用のあるものがおすすめです。

 それから、すっぱい物は、身体の疲れを取ってくれますし、にがいものは、胃腸を解毒してくれます。

 夏は、経絡としては、心経と小腸経がセットになっていて、これらの調整がきもになります。
新陳代謝を良くして、熱を発散する事と冷えや疲れを補うように、はりときゅうを使い分けます。

 はりきゅうで夏を乗り切りましょう。