本日は、平成28年度春期非公開文化財特別公開へ伺いました。
今回は伏見醍醐地区が重点的であったようですので、主にそちらに伺いました。

とは言いながら、まずは春の特別寺宝展をされている、大椿山六道珍皇寺 へお伺いしました。
記憶が定かではなくなってきたので、改めて数えてみたら12回目の訪問でした。
ざこば師匠ばりの〖という訳でぇ〗、やはり一日の始まりはこちらからです。
ゴールデンウイークなので混雑を恐れていたのですが、時間が早かった所為か思っていたような混雑ではありませんでした。
そのお陰様で仏様は勿論のこと水琴窟や黄泉かえりの井戸、兼重なども久々に堪能いたしました。

小野篁卿


納経所に敬愛するT氏がおられて久々にお話しさせていただけましたが…
そういえばいつの頃から見破られていたのでしょうね(;^_^A
何か面映ゆいような気持ちになりながら六道珍皇寺を後にしました。

次にお伺いしたのは春期京都非公開文化財特別公開が開催されている日野薬師こと、東光山法界寺 で、51年ぶりに重文である秘仏の薬師如来立像が公開されるということでイネ花粉が飛び交う晴天の中、向かいました。
以前にお伺いした時は、ご住職さまが自ら阿弥陀堂のご説明をされておられましたが、今回はいつものように京都古文化保存協会で関西学生古美術連盟に属している学生さんが一生懸命説明されていました。
貴重な薬師如来立像を拝観できてとてもよかったです。

薬師如来 平成28年秘仏特別公開


さて、次は法界寺の塔頭であったと言われる、更生山恵福寺 です。
鎌倉時代後期に盛尊上人により天台宗の寺院として開かれ、1598年に浄土宗へ改宗しました。
なお、2010年に本堂が改修されています。
こちらでも京都古文化保存協会の方より丁寧な説明を受けました。

腹帯地蔵尊


続いて、2014年9月14日から二回目の訪問になります、誓弘山善願寺 です。
恵福寺同様、丈六の腹帯地蔵を安置されていてこちらは重文指定を受けています。
なお、裏庭の木彫りの不動明王が圧巻です。
先代のご住職が夢告により樹齢約1000年の榧の神木に、腹帯地蔵菩薩の修繕に来られていた西村公朝仏師に依頼して一気に1日で彫っていただいたのだそうで、とてもハッキリとしたお不動さんでした。
今回はそちらの御朱印をいただきました。

榧の木不動尊


つづく