体重が落ちる喜びに味をしめてしまった私は、それまで以上に痩せることへの執着が強くなっていきました。
せっかく落ちた体重を元に戻したくない。
40Kgを超えないよう、ご飯の量を減らしたり、極力身体を動かしたり…
それでも、やはり病み上がりで体内が空っぽの状態で測った時に比べたら、当然体重はふえてしまいます。
数日後に体重計に乗ると、40Kgを少しだけ超えていました。
『太ってしまった』
増えてしまった体重に、これまでに感じたことのない恐怖を覚えました。
とにかく、増えた分を元に戻そうとさらに自分の中で制限をかけます。
家族や友人にバレたら止められると思い、ダイエットをしていることは誰にもわからないようにするのが絶対条件でした。
私の家庭では大皿で夕飯が出てくることが多かったのですが、そこに盛られたお肉にはほぼ手をつけなくなりました。
その代わり、野菜などのカロリーの低いものはたくさん食べました。
その甲斐あって、あまり周囲には痩せようとしてるようには見えなかったようです。
そうして、ついに再び40Kgを切ることに成功しました。
それが、中学3年生になったばかりの頃の出来事。
もともと完璧主義でストイックなところがあった私は、もちろんこれで満足なんてしません。
今度は40Kg以上にならないようにキープすることばかりを考えるようになりました。
やち
