とても気になっていた日高見国に関する本をまとめて読みました

この本の概要は本の紹介記事からそのまま掲載しました

目次

はじめに―日高見国の歌か

序章 「日高見国」の出所

第一章 人類は日の上る場所に憧れ、「日高見国」を目指す
 日高見国とは「高い太陽を見る国」
 アフリカを出発した人々
 東へ向かった人間達
 日が上る地は、日出づる国

第二章 アマテラスと日高見国
 日が上る地の太陽神アマテラス
 古く神宮は、伊勢、鹿島、香取のみ
 鹿島神宮、香取神宮は神武以前の創建
 東国で祭られていたアマテラス
 三内丸山遺跡が予感させる一大文明
 太陽信仰と山岳信仰の結合
 国家の存在を示す縄文の文化
 日本人の篤い富士山信仰
 統一した信仰の存在と国家
 日高見国を象徴する三内丸山遺跡
  古事記、日本書紀に描かれない東国

第三章 神話は建国のドキュメンタリー
 ヒルコは近親婚の危険性の認識
 土偶の異形は奇形児の表現
 鎮魂と崇拝のためにつくられた土偶
 神武天皇以前の日本建国の立役者
 アマテラスの孫ニニギ
 天孫降臨の案内役サルタヒコ
 徐福伝説が史実である可能性
 徹底的に国土を守るという国柄
 八世紀当時の常識で書かれた記紀

第四章 高天原は関東にあった
 葦原中津国はどこにあったか
 高天原を書いた常陸国風土記
 「かぐしま」と「かごしま」
 常陸国と高天原の関係
 タケミカヅチの常陸国入り
 大和から離れた関東に祀られた理由
 筑波山の旧名「二神山」とは何か
 天と海とアマの関係
 関東の再評価が新しい日本史体系の鍵

第五章 芳醇なる常陸国は高天原に通ず
 神仙郷だった常陸国
 旧石器時代からの人々の定住
 活発な生活を物語る縄文遺跡
 重なっていた縄文と弥生
 県下の二割の古墳が集中する鹿島
 ヤマトタケルと鹿島
 鹿島に生まれた藤原鎌足
 鹿島神宮、香取神宮、そして富士山

 

この本の概要をご覧になると、とても興味深いことに気が付くと思います

 

丸山三内古墳に見られるように縄文時代には東日本が温暖であり

 

旧石器から多くの縄文土器まで多くの遺跡と遺品があり

 

それに比べて西日本にはそれらの遺跡が少なく、古墳時代・弥生時代以後の

遺跡が多くそこから現在に至る日本の国の歴史が刻まれていることになります

 

文字のなかった時代の記録は神話の世界にその残像が残されています

このお話はまだ世の中の通説までにはなってはいないようですが

 

多くの遺跡遺物・・鹿島神宮、香取神宮が伊勢神宮とともに存在し

 

その最新との関係から天孫降臨が関東から九州に行われたという

 

壮大なドラマは我々の夢を含ましてくれます