ブログにお越しくださりありがとうございます。
英語教室ラボ・パーティの講師(テューター)榎森保乃です。

先日、京都にいる息子の一人暮らしの部屋に行ってきました。鴨川は風情がある!



洗濯、お掃除かあちゃんがんばりました。
まあお掃除はしてくれたのですけどね。
一見片付いてはいたのです。
しかし、
なぜ捨てない??というものがいっぱいあったり
なぜこれがここに?という場所にものがあったり。
3泊4日中お洗濯は6回しました。
服はいっぱいあるのに日焼けしていたりしみがあったり。穴あきだったり、、、、。
「くしゃみが!」と言いながらフィルター掃除をしていない空気清浄機が回っている・・・・。
「ああ息子よ・・・」

でも毎晩夕食には付き合ってくれたからよしとします❣️



さて、本題はそれではありません!

ラボ・パーティの大学生年代の

表現活動の発表会「わかもの」が
関西で開かれたのですが、このために先に京都奈良を楽しんでからの発表会でした。



全国の大学生が本気で取り組む発表会。
それはそれは見事な発表で、何度も感動しました。

我が東北支部大学生メンバーは
9名で参加。

他支部は多いところで50人以上はいたかな。

人数の多さは表現にダイナミックさが出て、

圧巻でした。

それでも東北の大学生たちはその人数に負けないくらいの発表をしてくれました。

ギルガメッシュ叙事詩として知られる

世界最古の物語。

「ギルガメッシュ王のたたかい」


ギルガメシュはウルクの王。英雄であると共に暴君であったが、エンキドゥという友に出会い、王として自立していく。二人は恐ろしい森番フンババを倒した。ウルクに帰り、ギルガメッシュは女神イシュタールの誘惑を断る。怒ったイシュタールは天の雄牛をひきつれてしかえしにやってきた。ギルガメシュとエンキドゥは今度も力を合わせて戦い、天の牛に打ち勝つことができた。しかし、更に怒ったイシュタールによりエンキドゥは病に倒れ、ギルガメシュに見守られて息を引き取る。悲しみに暮れたギルガメシュは永遠の生命を求めて旅に出る。



この物語について大学生たちはたくさんのことを

考え、話し合い、みなの思いを心ひとつにして届けてくれました。


私もメソポタミア文明の本など読んでみましたが、

何千年前から人間が考え、悩み、感じてきたことは大きく変わらないのだなあと感じます。

もちろん、文明が発達し、科学が進歩し、私たちの生活は大きく変わっています。

解明されたこともたくさんあります。


しかし、生まれたものには必ず死が訪れる。

これは誰にも同じように訪れるもので何千年の歴史の中でも変わらない事実。人類は常にこの生と死に向き合ってきました。


どう生きるか、何を大切に生きるか、何のために生きるのか、人との向き合い方、死との向き合い方、私たちは皆日々様々な現実の出来事に右往左往しながら生きています。受け止めるには辛すぎる現実もたくさん突きつけられます。


物語と向き合うことは自分自身と向き合うこと。
それを仲間と共有し、ひとつの表現として
今度は観る人たちとつながる。
その役に、その物語に向き合ってことばを自分のものにしていったわかものたちの姿に感動します。 


ギルガメッシュやエンキドゥが戦いに挑む中での気持ち、大好きな友人を失うときの悲しみ、それらを想像することは、予期せぬことが常に起こり得るこの世界で必要なことなのだと思います。


前に私のブログに書いたことのある内田樹さんが

「福田村事件」という映画についてご本人のブログでこのように書いていました。(この映画は私も見ましたが、ここではその映画のことには敢えて触れません、、)


私たちが内蔵している潜在的な暴力性を抑制するために必要なのは「感情教育」だと私は思っている
。感情が深く、豊かで、複雑になれば、怒りや憎しみや屈辱感のような「負の感情」に流されて、感情を制御できなくなるということは起こらない。起こらないとまでは言えないけれども、少なくとも起こりにくくはなる。感情を豊かにするために私たちは「想像的に他人の身になってみる」ということをする。物語がそのための装置である。小説を読み、映画や演劇を観たり、落語を聞いたりすることはすべて「感情教育」に資する営みである。

これを読んで本当にその通りだと思いました。

ラボ・パーティのこのテーマ活動こそ
感情教育のすぐれた機会、だと思っています。


わかものでは

宮沢賢治の

「注文の多い料理店」

ネイティブ・アメリカンのはなし

「バッファローのむすめ」

ドイツの民間伝承が元になったおはなし

「ハメルンの笛ふき」

シェイクスピアの

「ハムレット」

千夜一夜物語の一つ

「アリババと40人の盗賊」

そして平家物語から

「平知盛」

どれも様々なことを考えさせてくれる大切にしたい物語です。


演劇とも似て異なるラボ・パーティのテーマ活動。

この活動を長年続けてきた大学生たちが

見せてくれたこの力は、きっとこの先、世界を明るく照らしてくれるものになるでしょう。


ラボ・パーティは0歳から始めることができ、大学生まで続けられる習い事です。

大人のクラスもあります。


今月の体験教室は

3月9日土曜日14時からです。


どの年代も随時募集中です。





是非一度体験にいらしてください。


今日もお読みくださり

ありがとうございました!



クラスの様子はこちらから

 


インスタもフォローお願いします!



 フォローしてね…

 

 

ラボ・パーティについてご興味持たれた方は

HPをご覧ください!