先日、いただいたコメントをきっかけに
もう一度、自分の想いを確認してみたくなった。
 
「福祉の仕事がしたい」と
漠然と夢を語っていたのは
中学二年生の時にいじめにあった時。
 
あの頃の記憶は、頭と心の中から
抹消しようとして、いろいろなことを
忘れたふりをしている(多分、何も忘れていない)
毎日ひとりぼっちでいることにも
スカートをめくりあげられて頭の上で結ばれるのも
なんだか、どうでもよくなっていたような気がする。
ただ、何が一番悲しかったかというと
「いじめられる方にも原因があるんじゃない」と
いう、大人たちの言葉だった。
 
だから、
いじめにあって哀しい思いをしている人の
力になりたい、とか
助けたい、とかではなくて
味方になれる人になりたい。と思っていた。
 
高校生になってからは、
たくさんのお友達に出会い
毎日楽しい時間を過ごしていた。
大学受験だというのに、
夢を忘れて遊んでばかりいたから
合格するはずもなく、あっさりと
就職をしてバブルの恩恵を少しだけ受けて
OL時代を満喫した。
 
高校を卒業してから20年くらいたった
と、ある日の朝、高校時代の友人に
ばったりと出会い
「なんだか輝きがないね」と言われた。
確かに
その頃の毎日は、
とりまく空気がどんよりしていて
「どうせわたしなんて」「どうせ何もできない」
そんなことばかり考えていた。
 
「福祉の仕事がしたいって言ってたよね?
 今から挑戦してみなよ。なつみならできるよ。」
 
そうか、わたしなら出来るかな。出来るんだ。
と、一番輝いていた時の友人の言葉は
とても説得力があった。早速
ヘルパー2級の資格取得ための手続きをして
実習先の施設でパートとして採用していただき
今の上司や仲間たちと出会い、現在に至っている。
 
介護福祉士の資格の時も
介護支援専門員の資格の時も
こぼれ落ちていく記憶を何度も何度も拾い集めて
人生の中でこれほど勉強したことはないくらい勉強した。
高校三年生の夏、もしもこれくらい勉強していたら
今のわたしは違うレールの上を歩いていたかもしれない
と、時々思ったりする。
 
子供たちも成長し、長女と次女は
子供頃の時の夢を叶え、幼稚園と保育園の先生になり
三女は大学生になる。という夢を叶えた。
夢を叶えていないのはわたしだけだ。と気づく。
 
今から社会福祉士の資格取得しても
活躍できる場所はない。それでも
一度きりの人生の中で
たったひとつの夢を叶えてみたいと思った。
 
受験資格を得るための方法を調べると
 
 
大学を卒業しなくても
「社会福祉主事養成機関」を終了し
相談援助実務2年後に
「短期養成機関」を終了することで
受験資格を得られる道をみつけた。
 
社会福祉主事任用資格の為の勉強は
高齢者福祉の枠を超えて幅広い視点で
福祉を学ぶことができ、スクーリングでは
価値観が大きく変わった気がする。
その頃は、絶対に
「社会福祉士の資格に挑戦する」と、
強く思っていたけれど、また日々の中で
でも、もうここまででいいなか。なんて
思ってしまうこともある。
 
そんな時、
ブロブの記事についたコメントに触れて
やっぱり、夢を叶えようと思った。
もしかしたら叶えられないかもしれないけれど
叶えようと努力することは止めないでおこうと思った。
 
いつか叶える。あのころの夢。