小澤征爾さんが亡くなられたとのニュース。


クラシックに詳しくなくても

小澤征爾さんのお名前と

世界的な指揮者であることは

誰もが知っている。


そんなすごい方でしたね。




私も学生時代にこの本を読み

その行動力におどろきました。



高校の音楽科時代の親友が

桐朋学園に進学していたのですが、

桐朋の学生さんからしたら「小澤先生」は

偉大な音楽家でもあり、先輩でもあり。

彼女の話から、度々その名前を

身近に聞いていました。

そして、小澤さんが指揮されるオケに

参加するのを誰もが熱望している、

そんな印象を受けていました。




私は、思いがけない有難いご縁があり、

10年ほど前、小澤征爾音楽塾や

サイトウキネン(今は違う名称です)に

参加させていただいたことがありました。



この頃もう既に、小澤征爾さんは

メインで指揮をされるという状況ではなく

リハーサルに時々立ち会われるのみでした。


なので、残念ながら私は、

小澤征爾さんの指揮で

演奏したことはありません。




でも、その存在感の大きさを

肌で感じさせていただきました。


リハーサルにいらっしゃるだけで

場の空気が変わりますし、なんといっても

これだけたくさんの素晴らしい音楽家が

彼のプロジェクトのために世界中から集まり

献身的に参加している、という姿に

ただただ感動したものでした。


そしてバックステージでは

誰とでも気さくにお話しされていた、

そんなお姿も、印象に残っています。



ここで経験したことは私にとって

大切な財産のひとつになっています。






ありがとうございました。

どうぞ安らかにお休みくださいませ。