今日は、夫が合唱指揮をしている合唱団の定期演奏会でした。
前半に2ステージ、日本語のプログラム。
後半に、宗教曲などのメインプログラム。
毎年このボリュームの曲数に取り組んで演奏会を開催されているというのは、ほんとにすごいことです。
個人的に、今日のプログラムの中で一番印象に残ったのは、前半に歌われた「おんがく」でした。
かみさまだったら
みえるのかしら
みみを ふさいで
おんがくを ながめていたい
目もつぶって 花のかおりへのように
おんがくに かお よせていたい
口にふくんで まっていたい
シャーベットのように広がってくるのを
そして ほほずりしていたい
そのむねに だかれて
(まど・みちお 詩)
この素敵な歌詞に、木下牧子さんが作曲されたもの。
もうずいぶん前に、歌曲バージョンの「おんがく」は演奏したことあったのですが、合唱バージョンを聴かせていただくのは初めて。
アカペラなんですね。
夫がこの合唱団に関わるようになって数年。
私も演奏会を聴かせてもらうのは何回目かになるのですが、夫がこだわっているであろう声のことや、音楽の流れ、言葉のこと、そんなことが団員さんの中に浸透してきているのを感じられた、今のこの合唱団らしさが一番よく出ていたのではないか、そんなふうに感じられるあたたかな演奏でした。
後半のメインプログラムは、スウェーデンの作曲家Marten(正しくはaの上に小さい◯が付きます)Janssonの、Missa Popularis(民衆のミサ)でした。スウェーデンの民族舞踏のモチーフが取り入れられていて、とても聴きやすい作品でした。
この伴奏、弦楽四重奏&コントラバスなのですが、これを高校時代からの親友たちが引き受けてくれました
第一ヴァイオリンの宮崎万里さんと、コントラバスの三好美和さん。終演後に楽屋にお邪魔させていただき、つかのまの再会を楽しみました。
うれしすぎて、こんなニッコニコな表情になっちゃうよね