今日は思いがけず、バレエを見に行けることになりました。


ジョン・ノイマイヤー

ハンブルクバレエ団の公演ですラブ



「ジョン・ノイマイヤーの世界」

ご自身の半生を、これまで作ってこられた作品を通して語るというもので、名作の数々から抜粋で組み立てられている贅沢なプログラムでした。


ご本人も舞台に登場されて、作品の中に入り込んだり、舞台の端から眺めておられたり、ナレーションされたりと、私たち見てる者をその世界にぐいぐい引き込んでいかれます。


作品の中で「ノイマイヤー役」を踊られたのはクリストファー・エヴァンズさん。

ノイマイヤーさんが、ダンスというもの(踊るということも、振り付けをすることも)に対して限りない憧れと愛情を持っているのかが、作品からも、舞台上にいらっしゃる姿からも、そしてノイマイヤーさんの分身のようなエヴァンズさんからも伝わってきて、なんともいえず胸が熱くなりました。



プログラムは大好きなキャンディード序曲でスタートし、いきなり最高な気分!

その後もふだん馴染みのある曲が次々に使われていて、この曲がノイマイヤーさんを通すとこんなふうに表現されるんだ、というのがとても新鮮で、曲の新たな魅力にも気付かされた気がします。全曲見てみたくなった作品も多数あり、しばらくはこの興奮から抜けられそうにありません。



オケの曲ではそんなに気にならなかったのだけど、ピアノソロの曲を使用しているとき、ボリュームが本来の楽器ではあり得ない大音量だったのと、それにともなって(!?)音質もちょっとつらかった。こればかりは録音でやってるから仕方ないですね


それ以外はほんとにもう最高な舞台でした。

この舞台を見ることができて、本当によかったですラブ



あ!びっくりしたのは、途中でバレエシューズがぬげてしまって舞台上に落ちてたこと。次にこの場所で踊る人どうするんだろう、と思ってたら、その近くに入ってきたダンサーさんがそれを蹴って舞台袖近くまで移動させ、さらにもう一人のダンサーさんが蹴って無事に舞台袖中に消えてゆきました。素晴らしい連携プレー。舞台上にものが落ちてるの、初めて見てしまったので、勝手にハラハラしてしまいましたびっくり



以前は、見に行くならクラシカルなものの全幕ものを選ぶことがほとんどだったし、好きだったけど、いつの頃からか、今日みたような作品にも心惹かれるようになってました。好きなもの、楽しめるものが増えるのは、とてもうれしい。



それにしても、「バレエを見に行くことを、今年のかなえたいことのひとつに加える」なんてブログに先日書いたばかりで、こんなに早く叶ってびっくりです。