今日はこちらのコンサートを聴きに、東京芸術劇場へ行ってきました。



指揮はエリアス・グランディさん、

ソリストはアンナ・ルチア・リヒターさん。


前半はモーツァルトのオペラの序曲やアリアがもりだくさん、後半はブラームスの交響曲第1番という、私にとって大好きな作品ばかり並んでる最高なプログラム音譜



実は、オペラアリアのリハで、ピアノを弾かせていただいてました。

方向性やテンポ感やカデンツのこと、いろんなアイディア、目の前でそんな音楽的やりとりを味わうことができ、またそこに加わることができて、ごほうびのようなしあわせな時間でした。

しかも、あの曲!にはクラリネットの方も参加してくださり、アンサンブルを心から楽しみました。

 

 



マエストロが振られる序曲を聴くと、序曲だけじゃなくて「その先も聴きたい!」と思ったし、アンナさんの歌は、まるでオペラのシーンが見えるような素晴らしいものでした。


後半のブラームスも最高でしたラブラブ


どっしりしたテンポ感で曲が始まり、でもただ重いのではなく、どんなに細かい音にも色や表情が感じられるテンポだったので、とても楽しめました。

4楽章のあのテーマになるまでも、どちらかというと巨匠テンポでしたが、「早くあのテーマにならないかなー。」と思うことはなくて(笑)、そこに至るまでの音楽をじっくり味わった感じです。とてもよかった。そしてエネルギーをためてためてからの、後半での爆発はすさまじかったです!

おもしろかったなぁ。帰って今すぐスコアを見たい気分。

で、もう一回聴きたい音譜

座席の場所のせいか、いろんな場面でホルンも印象的に聴こえてきました。


オーケストラの音を身体いっぱいに充電できたので、なんだか満たされた気持ちです。



これから、明日の大学院修了オペラ公演のゲネプロ。オケの音に少しでも近づいた音と雰囲気で舞台上をサポートできるよう、今日も楽しくがんばってきます。