暗号のような【Kancheli Styx】あせる
Kancheliとは作曲家の名前で、カタカナ表記ではカンチェリ、
Styxというのは、カンチェリが作った曲の名前です。
カタカナ表記ではステュクス、でいいのかな?

先日の初回リハーサルの日記では、見慣れない記号「ハ音記号」についてふれました。
昨夜はその二回目のリハーサル。
そして、またまた見慣れないものをご紹介したいと思います。

これ↓
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グルジア文字!

初めて見ました音譜
楽譜には、グルジア文字をラテン文字に直してあるものしか表記されていなかったのです。
全く未知の言語で、素敵な模様のようにしか見えないのですが、今日はグルジア出身の先生がいらしてくださって、実際の発音やいろんなお話を聴かせていただきました。

先生は慶應義塾大学の大学院で国際政治について学ばれている、ダヴィド・ゴギナシュヴィリさん。
言語学の専門ではないので、と仰りつつも、グルジア語の発音のみならず、幅広くいろんなことを流暢な日本語でお話くださいました。
ヨーロッパとアジアの中間に位置すること、国の歴史、国旗には5つの十字架が組み合わされてること、宗教のこと、言葉、ワインのこと、食べ物などいろんなお話を聴かせていただいて、今まで知らなかったグルジアという国がとても興味深く感じられました。
そして、グルジア語というのはとても古い言語だそうで、5世紀あたりから今まで変わっていないそうです。
「いろんな国からねらわれる場所。
    国を守るために、宗教と言葉を守ることを大切にしてきた」
というようなことを仰っていたのが印象的でした。

先生のお話によると「グルジア」という名称はロシアがつけたものなので、それはあまり好まれていなくて、世界では「ジョージア」と呼ばれていることのほうが圧倒的に多いそうです。
日本でも近いうちに、ジョージアという名称のほうになるそうですキラキラ

本番でこの曲を振られる指揮者、飯森範親さんもいらしてました。
八王子でのドイツレクイエムでもご一緒させていただいたばかりですね。
昨夜のことは飯森さんもブログに書いてらっしゃいました。

現代曲ですが、とても美しくて聴きやすい曲なので、是非たくさんの方に聴いていただきたいです。
またご案内いたしますね