前回の続きです。


レムリア大陸、沈没を防ごうと、神殿の仲間と必死の毎日を送っていた私たち。


出来うる限りの力で、世界の均衡を保とうと、

動いていました。


愛する人々を、大陸を守るために私は(レムリアに生きていた当時の私)生まれてきた。


私の生涯のすべてはその為にあった。





私たちは、水の神殿から出る事がなかったので

大陸の人々と直接、触れ合う事はなかったようですが。

(一般の人々が神殿を訪れる事もなかった)

テレパシーなのか、人々の声や気持ちは

良く聞こえていたし、分かっていました。


「助けて下さい」

「どうか、水没を防いで下さい」

「どうか、お守り下さい!!」


という皆の必至の願いに、

大丈夫。

必ず守ります!

と約束していた私。


守り切れると信じていました。

何が何でもやりきらないと!

と強い想いを持っていました。




しかし、世界の均衡が回復する事はなく。

とうとうレムリア最後の時を迎えてしまいます。





大陸、最後の夜

私は高台にある神殿から、ただ呆然と町を見ていました。


青い青い水がゆっくりと

人々を、町を、すべてを飲み込んでゆく。


離れた所からはゆっくり見えただけで、実際は早いスピードだったのかもしれません。


その時の、絶望感・無力感・悲しみは

言葉で言い表す事が出来ません。


神殿にいる自分自身も、もうすぐ水に飲まれる事は明白でしたが、そんな事はどうでもよく。


ただ、守りきれなかった人々を心配していました。

皆の恐怖が悲しみが伝わってきます。


結局、水没を防ぐ事が出来なかったのなら

もっと他に伝えるべき事があったかもしれない。

もっと他の導き方も出来たのに。。。

と激しい後悔に襲われていました。





そして、いよいよ自分自身も水に沈む、

というその時。

私のことを心配し、駆けつけてくれた人がいました。


スナフキンさんです。

成人してからは、ほとんど会う事も叶わなかった人。

彼への好意を自覚する暇もなく

ただ、仕事に使命に駆け抜けた

神官としての自分。


守るべきもの全てが沈んでしまった今、

目の前には

ただ、彼だけがいました。


         《つづく》



この、水が全てを飲み込む風景。

幼い頃から、夢で見たりしていました。


ただ、一般的な津波などでイメージする濁流ではなく、

青い青い、美しい水が静かに迫って来る感じです。(夢でも、私の過去世の記憶でも)


同じような記憶をお持ちの方も多いのでは

と思っています。


水没・水害は、人間の立場からすると、何としても避けたい悲劇に思えますがアセアセ


地球や宇宙視点からすると、すべてをリセットする浄化の水

浄化のための、恵みの水

でもあるのですよね。


レムリア末期の似た現代。

もちろん、大規模な水害等は起こらないよう願っていますが、必要以上に恐れる事なく。


日頃から私たちの生活・生命を支えてくれているに感謝し、

愛と思いやりの世界を皆さんと築いていきたい。

きっと、出来る!!

と信じていますおねがい


2024年も皆さんにとって

楽しい事がいっぱいな、素敵な1年になりますようにハート

どうぞ、良いお年をお迎えください照れ