こちらで生活していると、日本人にとっての洋食と言われる食べ物が、実は海外には存在しないということがしばしばあることに気が付く。いわゆるジャパニ-ズ洋食である(笑)

オムライスはどこにいっても見つからないし、カレ-というとインドカレ-というジャンルでしっかり細分化されておりティッカ・マサラなど様々な種類がある。日本にあるようなカレ-はどこに行ってもみつからない。し

インド系の父母を持つイギリス人の友達にアジアンショップで手に入れて作った日本のバ-モンドカレ-を見せると、「○○カレ-と似てるな」と言っていたので一応存在するのだろう。

しかしながら、一般的に日本でカレ-と言われている食べ物はこの国では基本的に存在しないということが分かる。ジャパニ-ズカレ-とでも呼んでおこうか。

ソ-セ-ジという食べ物も同様である。日本のソ-セ-ジというと焼いたらカリッとパリッとしてジュ-シ-な味わいを残すオレンジ色の皮をした親指サイズの食べ物だということが一般的な理解だと思う(もちろん形状や色には個体差あり)。

しかしイギリスでのソ-セ-ジは全く違う。焼くと皮はガチガチになり、中身はボロボロ、食べるとただの肉の味かそれにハ-ブなどの混ぜ物の風味が漂ってくる。ひどいものだと焼いたときに膨張して皮が破れて食べられたものじゃない。

粗悪品だと、中にパン粉を混ぜているものもあるそうで、そういったものなのかもしれない。

とにかく、このイギリスという国では日本で食べるソ-セ-ジという物とは全く違うソ-セ-ジを食べているのだ。

一方ドイツではより日本のイメ-ジに近いものを食べられる。カリッとジュ-シ-でとてもおいしい。しかしどちらかというとスパイシ-な香辛料の味がするのがドイツのウインナ-の特徴である。ここに日本のものと同一ではないことが分かる。

というわけで日本で、ソ-セ-ジと呼ばれる食べ物はジャパニ-ズソ-セ-ジなのである。
みなさんもイギリスに来た際には話のタネにぜひソ-セ-ジをお楽しみくださいませ。