イギリスの食生活は日本とはかなりかけ離れている、

もちろんコメは滅多に食べない、というより日本米というものはアジア系の専門食店でしか手に入れることができないほど一般的ではない。ス-パ-に行くと手に入るのは細長いインディカ米みたいなものや、タイ米みたいなものばかり。

また、パスタと言ってもそれは細長いあのパスタのことを一般的に指さない。実はあれはスパゲティというパスタの一種であり他にもペンネやフッシ-リなど他にも種類がある。イギリスでは、基本的にペンネやフッシ-リなどのマカロニみたいな形のものが主流なので一言パスタと言えばそれらのことをまず最初にイメ-ジされる。

他にも挙げだしたらきりがないくらいイギリスの食生活は全くと言っていいほど違うのだが、一番のこちらにきて驚いているのは食べ合わせの観念の違いである。彼らはおそらく日本人よりもはるかに自由に食を組み立てているように思う。

たとえば、彼らは炭水化物を炭水化物で挟むことを平気でする。パンにフライドポテトを挟むという行為もその一つである。これはご飯にうどんを乗っけているようなものである。これを始めにみたときはありえないと思いましたね、健康にも悪そうだし。

食事の組み立てとして、日本ではコメが基本的に柱としてあって、そこから主催副菜などがついてくるという食事の組み立て方があると思うのだが、この国ではコメが中心ではない。だからどちらかというと肉とか魚が食の中心となり、残りはどんなものでも適当に腹膨れるものでもつけて、とにかくおなか一杯になればいいというような感覚であるように感じる。

だからパンにフライドポテトが載せれるのである、パンに乗せるものは塩気のあるものならなんでもいいのである。

始めはついていけないと思ったものだが、不思議なもので数か月もたってくると、平気で僕も今ではご飯のない食事にも慣れ始めている。僕がパンにフライドポテトを乗せるようになる日は遠くないのかもしれない。