そんなこんなで二年生の夏から2年間かけての僕の目標は、イギリス留学で生かすべく英語力をつけること、そして留学の計画と準備をすることの二つにおいて活動してきました。

英語学習についてはリスニングを重点的に、シャドウイング、ディクテ-ション、瞬間英作文や単語暗記を主に行ってきました。教材はインタ-ネットラジオで真面目なニュ-ス番組からコメディまで様々な種類の番組を聞いてネイティブの発話に慣れようとしていました。

これはオ-スとリアでの経験で、いかにネイティブ同士の会話を聞くことが難しいのかということを実感いたしましたので、その対策としてまずはリスニング能力を上げることからといった活動になったわけです。

確かにこの練習で一定の成果は上げることができたように思います。BとVやRとLなど日本語では言い分けないこれらの発音の違いに気づけるようになったり、日本語とは違う英語のリズムに慣れることができたりしたことで、現在発話として自分が言い分けることができるようになりましたし、誤解が少なくなったように思いますね。

一方留学の計画も始めは意外とポンポン進んでいきました。大学の留学プログラムに応募し面接で選考を通り、奨学金も応募して書類での選考を切り抜けることが出来ました。かくして晴れてイギリス留学の切符を手にしたわけですね。

しかしそこからイギリスの入国管理という壁が立ちはだかりました。イギリスは移民の数が多く彼らが現地の人々の職を奪い就業率を下げているという政治状況から入国管理に熱心です。なのでヨ-ロッパ圏外から訪れた人間は厳しい条件での入国が余儀なくされるわけです。

僕の場合は6か月以上の留学をはじめ希望していましたので(とにかく長い期間で留学したかった)IELTSというテストでスピ-キング、リスニング、ライティングおよびリ-ディングすべてで5.5ポイント以上とらなくてはいけないという条件が課されていました。(6か月以内なら英語旅行証明は不要)

しかも、2015年に制度が改定され、大阪と東京の会場でしか受けられないという鬼畜っぷり

こうしてアイエルツ対策に追われることになったわけです。この奮闘については長くなりますのでまた別の機会に記事にしたいと思いますが。結論をいうとライティングで引っかかりだめでした。

3回ほど受ける機会があったのですが、今一採点基準が分からず、しかもフィ-ドバックとして帰ってくるのは数字で表されるポイントのみ。いったいどこが悪くて減点対象だったのかわからないまま次の試験にといった状態でついに時間切れになってしまいました。

さすがにリ-ディングとリスニングは余裕だったのですけどね。このときはとても悔しい経験をいたしました。
しかし、この英語力証明のIELTSのおかげネイティブから見た自分の実力を確認することができ、また適切な留学期間を設定することができたのだと思います。

かくして、留学の準備はととのった、、、

と思いきやこの後事件が起こるのだった。

その③に続く