ザ・シークレット ロンダ・バーン  | 今、考えていること

ザ・シークレット ロンダ・バーン 

ロンダ・バーン, 山川 紘矢, 山川 亜希子, 佐野 美代子
ザ・シークレット

 間違いなく時間の流れが早くなってきている。
 ご存知の通り、この世は3+1次元時空である。この+1というのが時間の流れだが、その時間の流れを誰も見ることはできない。存在論でいえば、時間などどこにも存在しないのである。


 『思考は実現する。』現実の世界を作っているのは思考である。
 そんなことは別に秘密でもなんでもない。世に出ている自己啓発書といわれる本の基本は全て、この一点に尽きる。

 『引き寄せの法則』原語で書けば、 LOW OF ATTRACTIONである。実はこれも決して新しい考え方ではない。いわゆる波動の法則というやつで、船井幸雄さんは、4つの性質で説明している。


1.同じものは引き合う
2.違うものは排斥し合う。
3.フィードバックの原則
4.優位の波動は劣位の波動をコントロールする。


 『引き寄せの法則』はその波動の性質の『同じものは引き合う』と『フィードバックの原則』に着目したものである。

 類は類を呼ぶ。幸せは幸せを呼ぶ。だから、不幸は不幸を呼ぶ。だから、幸せになりたいなら、今、幸せでなければならない。それではその幸せとは、幸せである、という思考である。幸せに形などない。幸せと感じること、幸せと思うことが幸せなのだ。そして幸せだと思考すれば、幸せを呼び込めるのである。
 これが『同じものは引き合う』という考え方である。


 そして『フィードバックの原則』というのは、人に感謝すれば、感謝されるし、親切にすれば、親切にされる。人を憎めば憎まれるし、恨めば恨まれる。もちろん人を妬めば必ず妬まれる。自分の出した波動は巡り巡って自分に帰ってくるということである。


 時間と同じように思考も目には見えない。だからその存在を証明することはできない。存在を証明できないから科学的ではないと今の世の中では見られていて、それが真実とはならない。というより、真実かどうかわからないから、信じる人は信じてください、となる。


 9月のこのブログでリサ・ランドールの『ワープする宇宙-5次元宇宙の謎を解く』という本を紹介した。ここで使われている『ワープ』とは、スターウオーズの中でハン・ソロとチューバッカの乗るミレニアム・ファルコンが時空間を瞬間移動することではない。『歪んでいる』という意味である。
 リサ・ランドールは、現役バリバリの理論物理学者である。理論物理学というのは、物理学上の仮説を立てる学問である。つまり『この世の仕組み』、『宇宙の仕組み』を物理学的に思考することである。


 知識の総体がわからないから実際にはどれだけ知っていてどれだけ知らないのかはわからない。しかし人間の脳が5%も使われていないのと同じで人間ひとりが知っていることなどというのは砂漠の砂粒にも等しいに違いないと想像はできる。
 もっと居直ってしまえば、そんなこと知ってどうするのよ。


 まるで、自分に言い聞かせているようだが、実は『知りたい』というのは、人間の本能のひとつではないかと思っている。人間には知識欲という本能があるが、残念ながら知らないことが多すぎて、この世の全てを知ることは不可能である。マクロの宇宙がどうしてできたのかは、ともかくとして、『私』は誰でしょうという疑問さえ解決されていない。

 『思考は実現する』これがこの世の仕組みである。そして『同じものは引き合い』『フィードバックの原則』もまたこの世の仕組みの一部である。


 真実、真理とは、信じる人だけに作用するものではない。地球が自転しながら太陽の周りを回っているのは、昨日、今日のことではなく、コペルニクスが発見したからでもない。
 真実、真理は受け入れるしかないのである。
 人間の知識欲は本能である。そしてその知識欲とは、真実、真理を知ろうとする欲望のことである。


 『引き寄せの法則』をもっともっと知りたい方は今なら、もうたくさん、というくらいに関連本が出ています。精神世界オタクの人は、是非本屋で立ち読みしてください。買う必要はありません。

チャールズ F.ハアネル, 菅 靖彦
ザ・マスター・キー
マイケル・J・ロオジエ, 石井 裕之
引き寄せの法則
ジェリー・ヒックス, エスター・ヒックス, 吉田 利子
引き寄せの法則 エイブラハムとの対話
ウィリアム・W・アトキンソン, 林 陽
引き寄せの法則 すべての願いが現実になる
エスター・ヒックス, ジェリー・ヒックス, 秋津 一夫
「引き寄せの法則」のアメージング・パワー―エイブラハムのメッセージ