ちょっと、しばらく書くことができず、
手が進まず
だけど、スイッチを切り替えるため、
事実を受け止めるため、
書きます。
先月、京都の舞台を26日に控え、そこに気持ちを高めていた
そんな23日の朝
大学時代の友人から
訃報のメールが届きました。
全く
文字を読んでもしばらく
意味がわかりませんでした。
関根祥人氏の死去。
能楽観世流シテ方
これから、日本の芸能を支えていく
いや、今の時点でも本当に、全ての重責を背負っていたといっても過言ではないような人でした。
なんて言ったらよいか全くわかりません。
多くの事を
芸だけでなく、男として、人として、役者として・・・
言い尽くせないたくさんのことを学びました。
残念なことに、自分の歩む道を変え、山口に帰ることを決意した時も
厳しい言葉で、送りだしてくださいました。
6月の頭に友人の結婚式に出席した時
久しぶりにお会いし
いろいろ話させていただきました。
今思えば
あの時、話ができてよかったと
その時、今までにみたことのないような穏やかな顔をされていました。
疲れてたのかなって感じました。
仕事を休み、東京に行き、最後のお別れをしてきました。
そのお顔はとても穏やかな顔をされていました。
まだ50歳です。
これから、60,70と年を重ね、素晴らしい舞台を私たちに見せ続けてくださると信じていたのに
いつか、恩返しができるんじゃないかって
信じていましたが
もう、
なにもできません。
残念で
残念で
でも、悲しんでばかりはいられません。
僕は
ぼくのやるべきことを
これからやっていかねばなりません。
きっと、ずっと見守っててくれると信じています。
ホントに
ありがとうございました。