夏休みの絵日記みたいなタイトルですが(^_^.)


うちのじいちゃんは兄が二人と姉が一人いました。だいぶ年が離れていたらしく、一番近いお姉さんとも一回り違うんだったかな?

子供の頃は参観日に親が来るのがいやだったみたいです。だいぶ年を取ってから生まれたから、回りの若いお母さんとは違っておばあちゃんがきているようで・・・


お父さん(僕からはひいじいちゃんかな)は厳しく厳格な人だったそうです。

兄二人は一人は狙撃隊でしたが、それを狙撃する人に打たれ、戦地で亡くなりました。もう一人の兄も海軍さんで、潜水艦に乗っていたそうですが、艦ごと海に沈められ、二人とも亡骸は帰ってこなかったそうです。


近所のおばあちゃんの話では2番目のお兄ちゃんは背は低かったけど、運動神経は抜群で、走ってもぶっちぎりで早かったらしいです。

そして、僕はそのお兄さんによく似ているみたいです(^_^.)

昨日じいちゃんの保険証探してて、引き出しの中にちょうどお兄さんが18歳の時の写真が出てきました


めちゃ格好いいんですよね(^_^.)

軍服というか、海兵隊さんの格好してすっと立ってるんです。

あ~残念ながら僕はこんなに格好よくないや・・・似てるのは背が低いくらい・・・


まあ、そんな訳でじいちゃんは戦争で兄二人を亡くしました。

ちょうど旧制中学のとき終戦だったのかな?


回りの同級生たちは都会の方に出ていったり、親の仕事を継いだりしました。

じいちゃんももっと勉強がしたく、家を出たかったんだと思います。だけど、家を継ぐものがいなくなると困るからと、家を出る事を許されなかったみたいです。


同級生たちはどんどん出世したり、会社を建てたりするなか、田舎の山奥で百姓を黙々とやっていました。

同窓会があるときはみんな名刺をもっているそうで、じいちゃんも半紙に大きく


日本百姓

○○○○

と書いて持っていったそうです(^_^.)


まあ、でもそのおかげで僕たちは生まれてきた訳ですから


じいちゃんは絶対に人を妬んだり、羨んだりしない人です。

自分は三男だから

そう思ってるんじゃないかな


戦争でお兄ちゃんたちが死ななければもっと自由にやりたいことができただろうに、そんなことは一度も口にしたことはありませんでした。


最近はよく、

息子や孫と一緒に酒飲める、こんな幸せなことはない


そう言ってくれてます。


本当はいろいろ話を聞きたいけど、あんまり話さないから


この話は回りの人、ばあちゃんや親や近所の人に聞いたことばかり。


早く元気になって帰ってきてほしいものです。

猫も犬もみんな淋しがってます