ども。


モトスです。m(__)m




さて、、、


続きです。✋




ここまでの時系列、、、


今から約4年ほど前に、原因不明のが出始める

→町医者で気管支炎と診断され、薬を処方されるも治らず。

→健康診断にて、貧血の値が高い&血便が出でいるという結果が出る。

→緊急入院する半年前に不整脈で心臓クリニックを受診するも異常なし…と診断。

→総合病院で診察を受けると解離性大動脈瘤と診断が出る。

→国立病院を紹介され、緊急入院となる。。。



そして、、、

緊急入院から1週間後。


手術だ。



手術内容は、、、

肥大して裂けている大動脈をそっくりそのまま人工血管に置き換えるというもの。(確か10cmくらい)


また、弁も上手く機能していないので、これも人工弁にする…と。



もちろん、ここまでの手術なので、開胸手術だ!


胸骨も真ん中からスパーン!と真っ二つに・・・



なので私の胸には、喉の下からみぞおちまでの約20cmほど…縦一文字に手術痕があるのだ!





で、、、

8時間に及ぶ手術を終え、おぼろげに目を覚ました私。


人工呼吸器を挿管されていた私は、とにかくソレが苦しくて苦しくて・・・


しかし、口に入ったソレのお陰で話す事も出来ず、また、両腕は点滴やら何やら繋がれており、ジェスチャーを取る事さえ出来ず。。。


ただだだ苦しかったのを覚えている。


「ウーッ!ウ~~ッ!」っと呻きながら身をよじるけどわかってもらえず⤵️⤵️


いや…伝わっていたと思うけど、看護師さんの返答は、、、

『もうちょっとだけ辛抱してね🎵』

というものだった。。。笑い泣き




さて、、、


ここからが本当の地獄が待っていたのだ!(爆)



入院!となったその日から手術当日までは絶対安静!と、何をするにも人様の手を借りて過ごしていたのに、手術の翌日から早速リハビリが開始されるのだ!


動け!動け!と。




『モトスさん、立ってみようか~♪』と、ベッドの脇に立たされた矢先、、、『じゃ、歩いてみよ~~♪』って言うわけよ!ゲッソリ



「無理~~っ!無理ムリ無理ムリムリムリムリムリ~!(泣)」笑い泣き


一歩踏み出すも撃沈。。。


大人になってこれほど痛い思いをしたのは初めて。

とにかく、ちょっと動けば胸に響いて痛いのだ!



で、、、

このリハビリより地獄なのがミルキングという処置。


腹の2ヶ所から管が入っており、患部に溜まった老廃物を抜く作業なんだけど、、、


1日に数回されるこのミルキングが、とにかく気持ち悪くなって吐きそうになる。ゲロー


どんな作業かはよく知らんけど、おそらく…腹に入った管の中にワイヤー(!?)みたいなモンを通してシュゴシュゴされるの!



所謂、、、

“配管の詰まり通し”みたいなモンだと思う。




とにかく地獄。。。



手術の傷は服に当たると痛いし、動くと振動で痛いし、なんならずぅーっと痛いし。。。笑い泣き


痛いの耐えたら、次はミルキングで気持ち悪くなるし…食欲も湧かないしね。。。チーン



「(俺…回復すんのかな・・・? また自転車乗れるようになんのかな・・・?)」


って、毎日のように思ってた。




とはいうものの、、、

苦しい思いをした甲斐あって、歩ける距離が伸びていくのだ✨




そして、ミルキング処置もやらなくていいようになる!という担当医から嬉しい言葉もね🎵


しかし…このミルキング処置の最後が本当の地獄らしいのだダダ…(どんだけ地獄あるねん)


腹に入った管を抜く時…その地獄は訪れるという。✋


担当医>

『モトスさん、管を抜く時…かなり痛いからね~♪(笑) 爺さん婆さんなら平気なんだけど、若い人は大抵の方が痛がるの♪ 失神する人もいるくらいにね~(笑)』



私>

「し、し、失神!?」



で、、、

管を抜く当日。。。


担当医>

『じゃ、抜くよ~✋ エイッ!』


私>

「ヴッ! グェッ!!…ウ~ッ!」ゲロー



なんとか失神せずに持ちこたえました・・・


想像以上の痛さでした・・・


拷問です拷問!



担当医>

『おっ♪よく耐えたね~(笑)エライエライ』


な~んか楽しんでいる担当医w

いや、素晴らしい先生でしたけど、思いっきり

ドSな医者だなww



ここまでで術後10日目くらいだったと思う。

経過は順調。✌️


既にICUから一般病棟に移っていたけど、ナースステーションの真横の部屋でした。

なので、毎日、おチビも来てくれた♪


ミルキングの機器も外れたし、通常の病室に移る事にもなった。


食欲も戻り始めたし、それこそ病院食が唯一の楽しみにもなってきた。



そして、何より嬉しかったのが、、、

この本だ。

[京都を走る自転車BOOK ロングライド版]という本。

この本、、、
皇帝(妻)が買って来てくれたのだ✨



皇帝(妻)が『お父さん…早ょ良~なって、コレ読んで自転車乗らなな!』ってね。デレデレ



もうね…ホント嬉しかった。



ホンマに嬉しかったん…やけど…

この本ねママ、、、

「ロードバイクですから~~!(爆)」



皇帝(妻)>

『あw そうなん?(笑) ま、エェやんww』と、爆笑w


イマイチ自転車のカテゴリーを理解していない皇帝(妻)なので仕方ありませんなww



それでも、その気持ちが本当に嬉しかった。

別にファットバイクでロングライドしたってエェんやしね🎵




痛さと苦しいリハビリの毎日の中での未来への光明。


「(絶対に復帰してやる!)」と。



よくわかっていない皇帝(妻)が買って来てくれた一冊の自転車本により、何かが“見えた”のは事実だ。




このブログにも何度も登場する格言、、、辛い上りを走っている時に使う言葉、、、


“諦めるのはいつでも出来る”



術後の辛さに挫けそうになっていたけど、この言葉を思い出し、「諦めるのは明日にしよう。」と、自身に言い聞かせて入院生活を過ごしていた。。。


そして明日になればまた、諦めるのは明日にしよう。」と。



そう思うようにすると、何とかその場はしのげるのだww


それとね…諦めちゃったら“家族”を諦める事になる。



おチビも当時はまだ小学6年生。

この先、まだまだお金もかかるし、社会復帰を果たさなきゃ養ってもいけない。。。



色々と好き勝手やってきた自分としては、いつ死んだって悔いはないが、それは今じゃない。


悔いはないけど、やらなきゃならない事は山ほどあるし、やりたい事も山ほどある。



あ…それが悔いってモノかww



ま、、、とにかく…死にかけると気持ちや考え方が変わるというが、まさにその通り!



その気持ちの変化と、気持ちの持ちよう一つで結果は変わる…と、信じるようになった。



「一日も早く回復するのを待ってくれている家族がいる。

その家族の為にも頑張らなきゃ!」


その事が諦めないという事の充分過ぎる理由ですよね~✌️




それと、、、

皇帝(妻)が買って来てくれた本により。。。


ロードバイクを買うぞ!


野望を抱いた…希望が生まれたのはこの時だったのだダダ…




続く。。。



m(__)m