さぁ、マイナー域に突入したタバコブランド。

その中でもちょっとばかりメジャーなブランドをご紹~介!


“GAULOISES (ゴロワーズ)”

フランスはアルタディス社のブランド。

フランスだけにブルーが鮮やかなゴロワーズもフランス人、フランスメーカー(チーム)をスポンサードしていました。

【WGP】
ゴロワーズ・ソノート・ヤマハ (YZR500 OWA8)

“いぶし銀”と呼ばれたフランス人ライダー、クリスチャン・サロン。
ハングオンスタイルが主流だったこの時代にリーンウィズスタイルでコーナーを攻める彼は流麗かつ豪快でしたね~

WGPからMOTO-GPに変わった際も、ヤマハをスポンサードしてましたね。


【WRC】
シトロエン・レーシング (クサラWRC)

フランスのメーカー、シトロエンがWRCに参戦した当初にスポンサードしていたのがゴロワーズ。
シトロエンはレッドブルのイメージが強いですが、広告規制になる前はゴロワーズブルーのクサラが有名です。


【F1】
プロスト (プロスト・プジョー AP01)

元ワールドチャンピオンの“プロフェッサー”こと、アラン・プロストが老舗名門チームのリジェを買収して参戦したチーム。
ざっと大きいところだけ見ても、スポンサーのゴロワーズはもちろん、チームオーナーのプロスト、ドライバーのオリビエ・パニス、エンジン提供のプジョー、買収された元チームのリジェ。
全て“フランス”で固められておりました。


続いてもフランスタバコ。

“GITANES (ジタン)”

ゴロワーズと同じアルタディス社のブランド。
ゴロワーズと並んでフランスを代表する銘柄ですね。

ジタンといえば、これしかないですな!

【F1】
リジェ (リジェ・フォード JS11/15)

1976年~1995年までの長きに渡ってリジェをスポンサードしていたジタン。

ゴロワーズと同じくフレンチブルーに彩られたマシンはカッコ良かったです!
中でも写真のマシンはリジェの最高傑作と言われた1980年のJS11/15で、チーム最高位のコンストラクター2位を獲得したマシンです。

その後、チームはプロストに買収され、スポンサーブランドもゴロワーズに変わりましたが、プロスト&ゴロワーズ時代まで合わせると、アルタディス社は実に4半世紀もスポンサードしておりました!

ちなみにこのジタンってタバコ、かなりキツいです!
ピースやセブンスターとは違ったクセのあるキツさだったなぁ~と記憶しております。

ルパン三世が吸っているタバコという事でも有名ですな♪


“HB (ハーベ)”

ドイツのタバコで、一時はJTブランドとしても販売されておりました。

あまりメジャーではありませんが、80年代には欠かせない存在でした。

その理由はこのチームのスポンサーを務めていたから。

【WGP】
HB・スズキ (RGΓ500)

80年代最大のピークを迎えていたスズキをスポンサードしていたのがHB。
やはりスズキといえばHBですね♪

当時は街中にHBレプリカのガンマをよく見かけたもんです♪

ちなみにライダーのフランコ・ウンチーニは、とあるレース中に転倒し、後続車(なんとワイン・ガードナー)に頭を跳ねられるという大きな事故に遭いました。
体は地面と平行に回転しながら飛ばされ、あまりの衝撃でヘルメットも飛ばされるような事故でしたが奇跡的に助かりました。


このHBは今までご紹介してきたタバコで唯一、吸った事がないヤツですわぁ~



“SILK CUT (シルクカット)”

ギャラハー社のブランド。
かつてはJTでも販売していました。


そのシルクカットといえばコレですね。

【ル・マン】
シルクカット・ジャガー (XJR-12)

F1界でも有名な食わせ者“トム・ウォーキンショー”が率いるチーム“TWR(トム・ウォーキンショー・レーシング)”がル・マン参戦時に使用したマシンのスポンサーを務めていたのがシルクカット。

紫色がブランドカラー。

写真のマシンはデイトナ24時間、ル・マン24時間共に1-2フィニッシュを達成したジャガー最強時代のXJR-12。

グループCカーが席巻していた時間ですね~


ちなみにこのシルクカットはとて~も不味い!
タバコに美味いも不味いもないわい!って思われるでしょうが、このタバコだけは本当に不味いんですw

ジタンも大概でしたが、シルクカットの味はレースのイメージとは想像もつかないほどイケテませんでした・・・(--;)



さて今回は4銘柄でしたが、いかがでしたかぁ?

そろそろ終わりが見えてきた“タバコとモータースポーツ”ですが、次回も“マイナーだけどちょっとメジャー”なブランドをご紹介したいと思います!( ̄^ ̄)ゞ


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