先日、駅頭で挨拶をしていた際に、

慌てた感じの女性から急に

「いつからここに立っていますか?」

と声をかけられました。

 

 

お話しを伺うと、

障がいのある小学生のお子さんと

はぐれてしまったとの事でした。

お母さんからお子さんの写真を見せていただき、

特徴を把握して、駅頭活動を中止して探す事にしました。

 

かんのさんは東口、私は西口、

ばったりお会いしたお友達のSさん親子は

近隣のお店を何軒も探してくれました。

1時間位探しましたが、見つけることができず、

ゾワゾワしていると、連絡先を交換しておいた

お母様から無事に発見された旨、連絡がありました。

 

プライバシーの問題もあるので、

もろもろ詳しくは書きませんが、

近隣市よりもかなり離れた場所まで

電車移動してしまっていたようです。

とにかくホッとしましたが、

その後、大変気になったのが、お母さまが

「今後は一層気を引き締める」

とおっしゃって、捜索に協力した事に対して

恐縮していらっしゃった事です。

 

障がいのある方も、認知症の方も、

見守りの負担が過度にご家族に集中する

地域ではいけないと思います。

 

この問題は市議時代平成28年から、

前年の鉄道事故での最高裁判決を受けて、

ひとりのセキュリティの専門家として、

取り組んできました。

 

 

行方不明者を地域の関係者で

スマホアプリやGPSなども使いながら、

早期発見できる体制を構築したかったのですが、

残念ながら、アイロンシールを導入するところまでで、

市議会卒業となってしまいました。

私の心残りのひとつです。

 

また現場に戻ることができたら、

仲間達とも協力し合って、

もう一度この問題に取り組みたいと思っています。

 

とにかくお子さんが無事に見つかって良かったです。

 

 

      矢馳一郎