先週、先々週と外交・安全保障に関する講演を
二本拝聴しましたのでご報告を。
まずは先々週、所沢法人会青年部の講演会で、
デイリーNK東京支局長の高英起氏による
「日本は北朝鮮とどのように向き合うべきか?」
との講演を聴きました。
90年代から、北朝鮮の経済がおかしくなり、
急速に国民の生活が苦しくなっていった様子を
詳細にお伺いしました。
北朝鮮の軍事技術のレベルの高さや、
アフリカ諸国との関係までご説明いただきました。
このあたりは、以前ラジオにご出演いただいた
宮本先生の著作でも勉強させていただきました。
(宮本先生の著作。わかりやすくておすすめです。)
さて、話しを高さんの講演に戻しますと、
「前のめりになりすぎてはいけない。」
との話しがありました。拉致問題などを考えると、
時間との闘いの部分もあるのですが、相手に足元を
見られないように、腰を据えた交渉が必要だと思いました。
そして、先週は、入間基地青年同友会の防衛講話で、
航空自衛隊入間基地司令の山本空将補のお話しを
伺いました。
主に防衛予算に関してのお話しでしたが、
自衛隊も他の国内の組織と変わらず、
隊員の高齢化による人件費増の問題を
感じました。
人件費が全予算の4割余りを占めるそうです。
また装備品も性能向上に合わせて高騰しており、
戦闘機もかつてのF-4から現在のF-15となり
価格もおおむね4倍になっているそうです。
これからはいかに効率的な開発をおこなうかが、
重要になってくると思います(このあたりは私見が
多々ありますが、それはまたの機会に。。)。
私は地方議員ではありますが、国民生活に直結する
外交・安全保障についても、これからも可能な限り、
理解を深めていこうと思います。
矢馳一郎