水曜日、県の地震対策セミナーに行ってきました。
浦和の埼玉会館の大ホールが会場だったのですが、
開会の20分くらい前に到着すると、もう満席で、
入場が制限されていました。
会場の外では、臨時にモニターが設置され、
立ち見でセミナーが見られるように設営されました。
しかしながら、会場に入れなかった憤りで、
「何故、入れないのか!」
と激しい口調で、県の職員に抗議する方が大勢いました。
また始めのうちは、モニターから音声が出力されなかったり、
立ち見の方には資料が配られなかったりして、
「資料がないぞ!」
とか
「音声が聞こえないだろ!」
などと、怒声が飛び交っていました。
そして県の職員の方は、来場者数の多さを記録に残したいのか、
会場外の人だかりを写真に撮ったりして、余計に怒っている人たちの
お怒りに油を注いでいました。
私は、入れなかった来場者の方や(私も入れませんでしたが。。)
対応に追われた県の職員の方々には申し訳ないのですが、
それくらい、「地震対策セミナー」というものに人が集まったのは、
とても良いことだと思います。
この災害に備えようという気持ちを継続させることが大切だと
思いました。
また、私の隣で立ち見をしていた年配の女性の方が、
興奮した来場者の方を見て、
「こんなことでは、大地震が来たら大変ね。」
とつぶやかれたのが、とても印象に残りました。
災害後は、パニックになり、思い通りにならない
ことも多いと思います。そんな時に、どれだけ冷静な行動が
取れるかが、重要だと思います。
会場外で立ち見にはなりましたが、拝聴した二名の講師の方の
講演は、大変勉強になりました。
たとえ立ち見でも行って良かったと思いました。
(かなり疲れましたけど。。。)
矢馳一郎