先日、携帯の電源が立ち上がらなくなり、
修理に出しました。
店員さんからは、
「修理できても、メモリーが残っているかはわかりません。」
と言われてすごすご帰宅しました。
最近、バックアップを取っていませんでした。。。
そして、そんな話を外交官時代の在留邦人の方にする機会が
ありました。すると、
「やばせさん、携帯のメモリーは紙ベースで残すようにって
いつも言ってたじゃないですか。」
ときつい一言を浴びせられてしまいました。。。
現地では、SIMカードさえ入れ替えれば、携帯電話はいくらでも
使いまわしできるので、強盗や空き巣に遭うと携帯電話を奪われる
被害が多発していました。
私は在留邦人の方々へは、
・領事(私)の携帯番号
・外交団担当警察の電話番号
・日本大使館の電話番号等は、
「携帯とは別に紙で持っておいてください。」
とお願いしていました。
不幸にも被害に遭ってしまった時に、携帯も一緒に
盗まれてしまうと、速やかに通報できないからです。
(もちろん、日本と違って警察や消防へは簡単に電話が通じません。)
今回、その方はそのことを良い意味か悪い意味か覚えていてくださって、
私に思い出させてくれた訳です。
私は
「だってここは日本じゃないですか!」
と言い返したかったのですが、
「はは、そうですね。」
とだけ言いました。
まあ、紙ベースで残す必要はないのでしょうけど、
これからは、バックアップをマメに残そうと思います。。。
矢馳一郎