やっぱりちょっと涙

只今、１９時４０分。

小倉から深夜バスに乗り込み氷結を飲んでいる私である。

東京まで１３時間強のバス旅。

誰かが

水曜どうでしょうみたいだ

と言ったがあっちは辛い旅でもカメラが回っており
お金も入ってくるが

私は酔いが回り
お金は払っているので
それはどうでしょう
と誰かに聞きたい話である。

今日は実家最終日なので早起きし
家族で変な大仏を見に行く。

言っておくが
変な大仏好きな家族ではない。

私だけが好きなのだ。

完全につき合わされているだけの父、母、姉なのである。

帰りに私のワガママでお好み焼き屋に行き

昼間からビール三昧。

家に帰ったら夕方までグーグー寝て

起きたらもう帰る時間で
まったく親孝行のかけらもないったらありゃしない。

駅のホームには学校から帰ってきた甥っ子姪っ子が
見送りに来てくれて
電車が走り出した瞬間にやっぱりちょっとだけ泣いてしまった。

サヨナラは

何度やっても

どうやっても

慣れないものであり
せつなくかなしい。

さて

深夜バス。

隣で眠るガールは

行きもそうであったが

帰りもよく眠る人で良かった。

軽いいびきすらかいており
こんな時間から飲みもしないでよく眠れるもんだと感心しながら
二本目の酎ハイを開ける私である。

こちらは変な大仏を見た帰りに寄った
双葉山記念館。


調子に乗ってもう一枚。


あっ

バスの中

もううっすら照明になった。

まだ８時前だというのに。

昼間寝ちゃったのを強く後悔する私である。