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少し前にあったクロックガールズのイベントで知り合った
ゼロカンパニーの安田陽子ちゃんと
またまたそこで知り合った劇団四季の木許由梨ちゃんが出る舞台
「美女と野獣」を観に行く。

美女と野獣は13年前にニューヨークで観た。

英語のしゃべれるヨシコとキヨミと

ジオスに通って3ヶ月の私の女3人旅。

楽しくて仕方ない旅だった。

ずっと笑っていた。

終始浮かれていた。

あの時以外は。


ニューヨークといったらやはりブロードウェイ。

チケットがうまく取れたのが美女と野獣だった。

初めてのミュージカルは無闇に私達のテンションを上げた。

しかしそれは開演3分で急降下したのである。

何を言っているのか分からないのだ。

全編もちろん英語の舞台は英語が分からないものにとっては
苦行以外のなにものでもない。

なんとなくのストーリーが分かれば英語が分からなくても観れるだろう

そんな考えは甘かった。

オマケに凍える寒さのエアコン攻撃で眠れもしない。

来るんじゃなかった…など考えている私の両隣で
二人はクスクス笑っているではないか。

舞台で誰かがなんかおもしろいギャグでも言ったんか。

どうせつまらないアメリカンジョークだろ。

なんだよ、楽しそうにしやがって。

こっちは意味わかんねーんだよ。

完全に坊主憎けりゃ美女さえ野獣である。

としんどいまま第一部が終わる。

休憩。

一気に今までの思いが涙と共に飛び出した。

ヨシコとキヨミは気を使って
帰ろうか、特別観たかったわけでもないしとか言ってくれたが
その慰めも悔しく私は断固反対した。

今考えればなんとガンコでワガママジュリエットであろうか。

そして第二部が始まった。

第二部はハッピーエンドに向かってのやり取りだから
サクサク観れた。

更には

一輪のバラが枯れる寸前で二人の愛が伝わり
バラが再度見事に咲き野獣が王子様に早替わりした瞬間

立ち上がって私は泣いていた。

いや立ち上がってはいなかったかもしれないが
その位の感動であった。

舞台はステキだ。

そう思わせてくれた瞬間であった。

私がワハハにいるのも
この出来事があったからといっても過言ではない。

そんな事を思いながらの舞台鑑賞であった。

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終演後にパチリの美女たち。

野獣で十分なのでいて欲しいと思う私であった。