８月８日で千秋楽を迎えている「バカの力」であるが
実はまだ終わっていなかったのである。
若手劇団員にはそれぞれ係りという仕事が与えている。
小道具係り
はきもの係り
メイク係・・・
私はというと衣装係りで何年かこの仕事をやっているが
頭からケツまでずーっと大変な係りであると思う。
私にうんとお金があるならばワハハに衣装担当スタッフ
あるいは衣装部門という部署を作って
汗まみれになった衣装との格闘を変わってもらったり
どうやったらこんな臭いになるのか
という臭いに包まれた衣装をどう対処するのかに
研究に研究をかさねてもらいたい。
そして普段はレンタル衣装などやって地味に稼いだりして欲しい。
なんだか伝わりづらいかもしれないが
実に大変な仕事なのである。
全体公演が終わって衣装は洗濯というとても重要で
逃れられない仕事が待っている。
今回は公演が終わってから天気やスケジュールの兼ね合いで
洗濯が出来ずにおり、家に持ち帰って洗えるものは洗っていたが
昨日ついに大洗濯大会が実施されたのだ。
屋上にはためく洗濯物たち。
色とりどり干されているのはすもうの時に使ったふんどし。
せつないにおいがしていたが今はもうレノアの香りでゴキゲンである。
赤パンツは男性がオープニングで履いて脱いだもの。
手前は噂の裸タイツ。
屋上から下を見ると
制作須田さんの車の上にどーんと広げられたアレ。
さて何でしょう。
正解は
これまた相撲で使った化粧回し。
オールスパン。
天気がよかったのでジリジリ日焼けしながら
熱中症になりかけながら
しかしあっという間に乾いてくれて
あーやっと終わった終わった。
こうして全体公演はようやく終わったのである。
そして夏も終わってく。
蚊に刺された後がいつまでもかゆい夜であった。