Welcome
食パン*ン様のような主人
出会う前の壮絶に平凡な過去を赤裸々に
綴ったそこらへんにいる女の話。









DOKI:


ありがとう。

今度またスタバ行こう。

















































遅い時間だけど、そう返した。

もっと文章の量に対して、それ相応の量で

かえしたほうがいいのか考えたけど、





















































当時の精神状態で

その時の最大限できる返事を返した。

返事はすぐに帰ってきた。








































涼:明日は何してるの?(°_°)










































涼くんの顔文字が

なんだかほっこりした。




























なんだかたまらなく平和に感じた。




















































他人の目が気になるところについては

いったん置いておいた。































ホスラブも、友達も

お客様からの連絡も

お店に出すシフトの連絡も





































考えるのをやめた。

気持ちの赴くままに。




















































始発で家に帰り、

こんな時間にふざけんなと

身内の罵声と共にシャワーを浴びた。

































































土曜日の朝が

たまらなく平和に感じた。




































いつもは寝てるか憂鬱な朝が

ちょっとだけマシになった気がする。































































 さっそく涼くんと会うことになった。

























メイクも髪の毛も装備せず

適当な服を着た。

クロエの香水も、煙草も吸わない。























































それが朝だったか昼だったか

もう覚えていないけど






















駅のスタバで待ち合わせて



その日の空は明るかったことと



水商売にとって貴重な土曜日であることを

忘れたってことだけ



今も覚えている。































駅に着くなり涼くんが

スタバの前で待ってた。





























DOKI

「ごめん、待った?」






















「や、そんなに。大丈夫」


























DOKI

「ありがと。」































スタバに入った。

普段は頼まないココアを頼んだ。

涼くんは相変わらずカフェオレだった。

 
























「あの、ご馳走するよ」
















DOKI

「いいよ別に。

自分の分くらい自分で払えるし」














「いや、俺が出したい」














DOKI

「変なの!笑」














初めて笑ったかもしんない。

涼くんの前で。



















\つづく!