Welcome
食パン*ン様のような主人
出会う前の壮絶に平凡な過去を赤裸々に
綴ったそこらへんにいる女の話。

 





最初からわざとだったんじゃないかと

心の中から思った。



























事情も知っていて

こうなることも怖かった

だからわたしは

付き合うことを躊躇っていたのに



















中間テストの打ち上げて

ドヤ顔で

IF 〜I know〜を歌う類ちゃんに

いやこいつは分かってない。笑

とか腹の中でツッコミ入れたことさえある。






















だけど、好きだし、















デートも楽しかった。

初めて男の子ともプリクラ撮ったし。

私の顔は最高にブスだったけども。














でも、学校の帰り道に











「本気で結婚考えている」







「〇〇大にDOKIぽんと

行きたいと思ってる

俺ら一緒に教師にならない?」







「子どもは2人ほしい。

大きなお家と広いお庭に

大きな犬を飼いたい」







「俺、パスタがすきで

DOKIぽんと一緒に

カルボナーラが作りたい」


















とか、そんな話をすればするほど

比例するかのように家庭環境が悪くなって











この世に自分のことを

好きでいてくれるのは

類ちゃんしかいないって思うようになった。










けど、学校にいけば

公認のカップルなのに

なんか違うような感じがした。





















ある日の帰り道のことだった。




























DOKI

「類ちゃんってさ

私のこと好きなの?」






\ つづくー!