よしのぶ産まれて三週間余り…

そろそろ何かが起きそうな予感はしていた。
昨晩布団に入るなり、まさはるが静かに言いはじめた。  

「そろそろ出て行こうと思う。よしのぶ産まれたし、まさはるがおらんくても誰も困らんやろ」

耳を疑った。四歳児が家を出て行くと言い出したムンクの叫び

正直心の中で
゛自立 早っ!!!!!!!!

と思った。同時に

゛出てどこ行くねん゛
と少し笑いそうにもなったが、彼の顔は真剣だった。そして、こう続けた。

「お金もあるし、
(確かに仮面ライダー貯金箱は一円でいっぱいになっていた)ご飯は自分で頑張って作る。」

なんか本気っぽいっ

これは相当溜まってるな、まずいな、と思ったので、そんなんまさはる出ていったら寂しいぃ~よぉ泣と皆も私もまさはるを一番に愛してるんだよぉ!むっとこんこんと熱弁した。
(本当は順位をつけられないくらい三人とも愛してるけども)

本当は抱きしめて、やりたかったのだが これがまた、まさはる達を寝かしつける時だけ え~んえん泣くよしのぶ汗

なんかこの子もこの子で分かってるんじゃないかと思うタイミングでいつもいつも㊦㊦( ̄^ ̄

毎日、よしのぶを抱っこしながらの寝かしつけなので、まさはるも寂しさが募ったのではないかと思う。

熱弁しつつ、よしのぶをあやしつつ…していたら…まさはるいつの間にか目に涙をためながら寝てた(´。`)

思いは伝わったのかどうか分からなかったが、
今朝まさはるはこう言った。

もう出て行くのはやめた!あやちゃん大好きだよhoと。いつもより甘えん坊にはなっていたが、なんだか少しスッキリした顔をしていた。

よしのぶは可愛いし弱いのは分かっていても、まだまだ一番にかまってほしいお年頃。今までがそうであったが故に余計。そのジレンマが彼を苦しめているよう。
私もしっかりしてよ!お兄ちゃん!というのではなく、その感情を受け入れて、僕は愛されてると安心してくれるようスキンシップを多めにしていこうと思った。niko

きっと分かってくれるはずだから~





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