マサハルがここで1番喜んだことは、
クレープの美味しさでもなく、もちろん店内のお姉さんの珍しい掛け声でもなく…
クレープを食べた後の包み紙。
しっかりしたその厚紙を手にして、
これっ刀に使えるわっ



と目をランランさせていたマサハル。
その後、隣のマックスバリューでお買い物中。
セルフレジで担当のお姉さんが、
『ゴミ、捨てときますね
』

と、買い物カゴに入れていたこれをごみ箱に捨ててしまった。
慌てた
マサハル。

カートを急いで降りて、
『いるんです。』
とお姉さんに一言。ごみ箱をあさり再び手にした

目を丸くしてるお姉さん。
私が一言
『刀にしたいらしいんで、持たしてやって下さい。』
と言うと、
『なるほど~』
と笑顔で納得してくれた

必死に
刀…
いやっクレープの包み紙
(傍から見たらただのゴミ
)

を守り、持ち帰ったマサハル

なぜそこまで刀に執着するのか、女子にはわからん

家に帰ると…