おはようございます。

綾です。

10月になりましたね。

すっかり更新が滞っています。

本は読むんだけど、どうしても書く時間が取れなくて…

 

今日はこの本。

 

 

この詩集は、奈良少年刑務所の更生教育である「社会性涵養(かんよう)プログラム」から生まれた作品を中心に57編を編んだものだそうです。

「詩」は、閉ざされた彼らの心の扉を、少しだけ開いてくれました、とはじめに、にあります。

 

少年刑務所に入っているわけで、強盗、殺人、強姦などの重罪で刑を受けている人も含まれている。

著者も最初は躊躇したとのこと。

 

でも少年刑務所職員の方の受刑者の更生を願う深い愛情を感じ引き受けることにしたとのこと。

 

 

詩はどれも美しいです。

とても犯罪を犯した人の書いたものには思えません。

少年刑務所にいる子供たちが書いたと思えばなおさら辛いことがあったのかな、と悲しくなる作品もありました。

 

詩を書くこと、他の受刑者の詩を聞くことで、少年たちは少しずつ心を開き、素直になっていくようです。

 

彼らは加害者である以前に被害者だったと著者は書いています。

少年刑務所にいかないといけなくなる犯罪を犯すまでに、他のケアがなされていれば、と思わずにはいられませんでした。

 

 

それでは、今日はこのへんで。

明日は書けるかな?

良い一日を。