おはようございます。

綾です。

 

一日あいてしまいました。

 

今日はこの本。

 

 

山一證券が自主廃業したのは1997年11月。

私は大学生で、アルバイトの帰りに十三という駅の売店でそのことを知りました。

大きい証券会社でも倒産するんだ。不況なんだな。

そんなありきたりのことが浮かびました。

就職も超氷河期でした。

 

なぜ、というのは、巨額の簿外債務があったからということになるんでしょう。

 

そもそも、そこにいたったのは、大きい歴史のある会社であることが災いし過去の決定を覆すことが難しい(過去の先輩方の否定になるから)、他所と横並び(山一證券の場合は野村證券)であることが重要視されるなど体質的な問題があったんでしょう。

 

前例踏襲、横並び…

民間ではもうないのかな。前例踏襲はひょっとしたらあるかもしれないけど、横並びというのはもう考えにくいのかもしれないですよね。並んでたらライバルに負けてしまいますものね。

 

うちの会社は未だに前例踏襲、横並び、ですね。

倒産する会社の特徴をしっかり続けている気がします。

 

 

著者はソニーファイナンシャルホールディングス社長。

山一證券に勤めており、営業休止届を大蔵省へ持って行った人です。

 

そんな著者は、山一證券にいたときは、場面、場面によって対応の仕方や感情を変え、人生とはそういうものだとあきらめていたとのこと。

主体性がなく他者へ依存している人生。

どのような場面でもこれが自分だというものを持って臨むことが、責任をとれる人生であり、矛盾のない生き方になると著者は書いています。

 

まあ、私は山一證券時代の著者と同じような気がします。

かといって、そんなに自分を主張したら日本企業でというか、日本社会で生きていけるのかという気もします。

経験があるわけではなくそんな気がするだけですが。

 

いつか、黒を白と言わないといけなくなるのことが起きるのではと恐れています。

 

 

それでは今日はこのへんで。

良い一日を。