おはようございます。
綾です。
今日はこの本。
完全残業ゼロのIT企業になったら何が起きたか
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IT企業といえばブラック企業の代表のように感じます。
著者が起業する前に勤めていた会社も、著者の起業したこの会社も、もともとブラック企業だったとのこと。
著者が残業ゼロに踏み切ることにした大きいきっかけは、会社でキーになる社員がもう辞めると言い出したことだったそうです。
これではダメだ、前に勤めていた会社と同じではないかと一念発起。
残業はゼロ。例外は認めずとしたそうです。
6時になったらPCの電源を切らせ社員を帰らせるそうです。
メールを送りかけでも、明日にするよう言われ、日報を書いている途中でも「残念でした!また明日!」とメッセージを流し、日報が消えてしまうシステムにしてしまうという徹底ぶり。
どうしてもと言う仕事は役員がするので、社長に言ってくるようにとしたそうです。
そうすると社員も社長たちに仕事をさせるのは悪いと思ったのか、6時までに効率を上げ何とか仕事をするようになったとのこと。
結果、何と前月に比べ、27%も売り上げがアップしたとのこと。
生産性がそれだけ上がったとのこと。
もちろん無駄な会議をやめたり、システムを構築してルーチンワークを簡単にできるようにしたり、アルバイトにさせられる仕事はそちらにやらせたりしたそうです。
また、社外とやり取りするためのアドレスを会社のアドレスにして、全員で共有するようにしたとのこと。
タバコ部屋もなくなったそうです(タバコを吸っている暇はない)。
ただし、時間外の緊急対応は役員で済ませるそうです。
そちらがどの程度か気にはなりますが。
顧客の反応はおおむね良好だったそうです。
結果、
社員の意識がプラスに変化
優秀な女性従業員が急増(ほかのIT企業は残業が当たり前だから)
優秀な人材を確保しやすくなった
とのこと。
残業ゼロは会社の経営戦略であり、2013年度に請けた大きなプロジェクトが想定外の規模になり他の開発ができなくない、売上が目標に届かないというときも、品質管理を改善することで2015年には黒字回復、2016年には過去最高の売り上げを記録することができたとのこと。
結局残業することでダラダラ仕事してしまい良くないんでしょうね。
集中力も持たないしミスも増えます。
残業させたら、本来は残業代を支給しないといけません。
体調が悪くなり優秀な人が辞めてしまったら会社としては損害でしょう。
場合によっては会社が訴えられるかもしれません。
それでも日本では長時間労働=頑張っているということになっているからなくならないんでしょうね。
こういうことはトップダウンで無理やりやらないと無理なんでしょうね。
うちもいらない会議、資料だらけですからね。
効率化した方が良いと思いますわ。
効率化しないとなぁ。
それでは、きょうはこのへんで。
良い一日を。