おはようございます。

綾です。

 

今日はこの本

 

 

「このミステリーがおもしろい」大賞の2017隠し玉です。

隠し玉というのは、受賞には及ばなかったものの、将来性を感じた作品を編集部推薦”隠し玉”として刊行しているとのこと。

 

 

麻美の彼氏のスマホを拾った男はハッカーだった。

画像フォルダを見た男は麻美を気に入り、SNSを駆使した狡猾な罠で麻美に迫る。

(おびより)

 

昔、会社の人がひったくりにあい、携帯電話入りのカバンを取られたので、変な電話がかかってきたら無視してほしいと言われたことを思い出しました。

この本を読んでいて、今の社会ならこういうことがありうると思いました。

 

SNSの乗っ取りもよく話題になりましたね。

私のfacebookはもう一つアカウントを作られて勝手に会社の同期に友達申請していました。(そして会社の同期は信じて承認してました)

しかし、すぐにそのアカウントはなくなっていて、いったい何がしたかったのか、よくわかりませんでしたが。

 

今はスマホでなんでもできますね。

銀行の残高照会や振り込み、クレジットカードの明細、いろんな写真(しかも場所のタグ付き)などなど。

パスワードだってそんなに難しいのにはできないから、解読しようと思えばできるんでしょうね。

 

怖いなぁ。落とすなということなんでしょうけど。人間だしうっかりはありますよね。

私は長いこと銀行のアプリは入れなかったんですが、やはり便利さには勝てず今は入れてますし振り込みをしたりすることもあります。

 

 

すっかりハッカーに気に入られてしまった麻美はSNSを使ったさまざまな嫌がらせにあい、最後には殺されかけます。

ここまで悪い人にスマホを拾われるというのは相当運が悪いのだとは思いますが、ないとは言い切れないですね。

 

 

話が麻美の周辺の話と、警察の話とが交互に出てきます。

当然最後にはつながるのですが、ああ、こうなるのか、と思いました。

 

最後まで一気に読めると思います。

面白かったです。

 

本屋にたくさん平積みしているんじゃないかな。

興味ある方はぜひどうぞ。

 

それでは、きょうはこのへんで。

良い一日を。