おはようございます。
綾です。
今日はこの本。
平成三十年 (上) (朝日文庫)
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平成三十年 (下) (朝日文庫)
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図書館で借りたのですが、平成30年っていつだった…来年か、と思い至りました。
著者は堺屋太一氏。
もともと、平成9年(1997年)6月1日から平成10年(1998年)7月26日まで、朝日新聞で連載されていたとのこと。
しかも小説「平成三十年」は平成29年6月1日から始まります。
明日か。
小説の中では、消費税は来年には20%になりそう。
1ドル230円台という円安です。
20年前1994年春の1ドル115年前後だったそうなのでちょうど2倍です。
あと、物価が相当上昇しています。
この辺が現実とは違うなと思いました。
でも、地方で過疎化が進み少子化になってというところは変わりありません。
インターネットが普及し、会議なんかもネットを使っているシーンが出てきます。
これは実際より進んでますね。
(いまだに厚生労働省の会議で毎年東京まで行ってます。)
上巻の副題「何もしなかった日本」
官僚としては頑張って改革しているのだと思いますが、省益や古い先輩の目、意見もありますからなかなかなんでしょうね。
下巻の副題「天下分け目の『改革合戦』」
やはり、スーパーマンみたいな政治家の登場が変革のためには必要なんでしょうか。
実際にはそういう政治家は生まれないです。
みんな自分の既得権益は手放せないですから、いろいろ圧力をかけます。
利害が複雑すぎてどういう人が「スーパーマン」か。立場によって違ってきてしまうから難しいですよね。
小説のなかではすごい円安、物価高でした。
他に投資先がないから円が買われているのかな。
アジアやアフリカの新興国がもっと台頭してきたら、近い将来本当にこうなるのかもしれません。
どうなるのかな。これから。
それでは今日はこのへんで。
良い一日を。