おはようございます。
綾です。
今日はこの本。
終わった人
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著者は内館牧子氏
著者の本は初めて読みます。
主人公は東大法学部を卒業しメガバンクに勤め、45歳で子会社へ出向。
63歳で定年を迎えた男性です。
サラリーマンとしては
不完全燃焼でした。
仕事人間だったのに定年後の再雇用も断り
妻は妻で仕事に忙しくお付き合いしてくれません。
スポーツクラブやカルチャースクールへ行ってみたり大学院受験を考えたり。
でも結局仕事しかない主人公は
中小企業での顧問の職を得ます。
主人公は熱心に取り組み、会社の人にも大切にされましたが。
社長が急逝してしまい、問題が生じます。
小説なので最後は、ハッピーエンドでした。
最終的には夫を理解(?)してくれた妻が寄り添ってくれます。
3月も末なので、定年退職という人もいるでしょう。
定年後、仕事人間の人は仕事しかないのかもしれません。
主人公は新しい職を得ることもできましたが
そううまく行かず家で鬱々、図書館で日がな一日新聞を読む人、
パチンコ屋へ通う人などなど出てくるんでしょうね。
高齢者が65歳からというのは
もう60年ほど前に、当時の実態から出てきた年齢だそうです。
今や平均寿命が80歳代になる時代。
もうそろそろ変えるときでしょうね。
さっと楽しく読めました。
それでは今日はこのへんで。
良い一日を。