おはようございます。綾です。

今日のブログタイトルは映画のタイトルです。

ヤクザと憲法(→こちら

すごいタイトルですね。

実録じゃなくて本物、です。

ヤクザといえども生きているわけですが、暴力団対策法、暴力団排除条例施行以降、どんどん構成員が減っているそうです。

銀行口座が作れない、子どもが保育園に通えない等々日常生活に支障をきたしているそうです。

ヤクザには人権ないんかい?とヤクザだって言いたくなるわけです。

では、ヤクザ辞めたらいいんじゃないか、ということなのですが、

「辞めても、どこか受け入れてくれるところはありますか?ないでしょう。」

と、ヤクザの組長。


この映画の中に21歳の組員が出てくるのですが、20歳になる前から、組に入れて欲しいと言ってきたそうです。

未成年では無理ということでそのときは追い返したものの、結局、20歳になったらまたやってきて、組で生活するようになったそうです。

この映画を見る限り、彼はたどたどしいしゃべり方で、(たぶんだけど)ずっといじめられっ子だったんじゃないかな、と思いました。

そんな彼でも受け入れてくれるのはヤクザだったのかもしれません。

その他にも、

「刑務所を出所して行くところがなく、すぐ組にきた。以前は仕事をしていたが、騙されたりお金を持ち逃げされたりして嫌になってしまった。助けてくれたのは組長だった。他の人は助けてはくれない。」

という組員など、良くはないけど、社会からあぶれてしまった人の受け皿になっているようでした。

暴力団はいらない、といえばそのとおりでしょう。

恐喝はされたくないし、流れ弾にも当たりたくはないです。

でも、あまり賢くもなく、お金もなく、行くところ、受け入れてくれるところのない人はどうしたらよいんでしょうね?

綺麗事じゃなくて、必要悪なのかなぁ。ヤクザ、暴力団って。

良くないこともやっているでしょう。無くせば良いといえばそうだけど…難しいですね。


興味ある方、是非、覚悟して行ってください。ものすごい人気です。

初日は監督の舞台挨拶があったこともあって、開演5分前に行ったら、その日の2回分の席は完売していて見ることができませんでした。

日を改め、今度は朝9時半から映画館に行き整理券を受けとり、11時45分からの回を見ました。

大阪でも、もう2週間はやっていると思うのですが、立ち見もいて、満席でした。

でも、大変、興味深い映画でした。見る価値ありだと思います。

ヤクザと憲法


それでは、今日はこのへんで。

4年に一度の2月29日がよい一日でありますように。