めちゃくちゃ、あっという間になくなってしまった今村さんのこのサイン会の整理券!!

先月、2024年7月15日、6日のイベント参加と同じ紀伊國屋書店横浜店さんへ、青崎さんに命名(笑)していただいた“あかずきんくらり”と共に、今村昌弘さんの新刊『明智恭介の奔走』発売記念サイン会に参加してきましたラブラブ

そのとき、やたら、お「パン○」という単語が聞こえてきまして、一体なんで!? と未読だったあたくしにはわからず、?がひたすら頭の中に舞っている状態でした。

が――読んでみると、なんてことはない。

短編集の中の『泥酔肌着引き裂き事件』で何度も連発されていたのでした。本そのものは既に6月に発売されてましたから、読んで参加されている方がいても当たり前。

 

 

ということで、サイン会に参加し、明智さんの名刺をいただいてまいりました。

明智さんファンのあたくしとしては、東京都内のサイン会がないとなれば、神奈川県だろうと出向くしかありません。

明智さんの本なら、東京創元社さんです。

堂々と、くらりを連れて行けます。

 

 

久しぶりのナマ(?)今村さんだったわけですが、

いつもながら本当に優しい方でして、初めてサイン会に参加した方もさらに好きになっちゃうのではないでしょうか。

 

本来なら、新しく出た明智さんのTシャツを着て行きたかったのですが、残念なことに「超」がつくくらいの方向音痴のあたくしは東京創元社さんへ行き着けなかった……ガーン

やむを得ず、『屍人荘の殺人』のアノTシャツでサイン会には臨みました。(実はこのTシャツ2枚あるのよ。というより、2枚になっちゃったんですよ。なのでガンガン着て出かけているのです)

 

今村さんのところには、目がくらり、じゃなくメガくらりがいる!? 

くらりちゃんにいてもらえる場所がなければ、手に入れることができたとしても、あたくしの部屋では無理です……。

このあたりのこともお聞きすることができて楽しかったです。

 

なんといっても『明智恭介の奔走』のイラスト、遠田志帆さん。いつもステキで神秘的で吸い寄せられるような怪しさと不気味さ。短編ですから、扉ページもまた良いのですルンルン

 

――ということで、この〈明智恭介シリーズ〉1、いっちゃいます。(1ということは2も出るのでしょうか?)

明智さんの活躍は『屍人荘の殺人』以前のお話になりますね。明智さんファンの自分としては、先がわかっているだけにちょっと泣くうさぎなっちゃいますが……。

 

収録されている短編は書き下ろしを含め、全部で5編です。

収録順にざくっとですが……。

 

神紅大学、ミステリ愛好会、略して“ミス愛”は大学の非公認サークルです。会長の明智さんと会員の葉村君のみの。

キャンパス内での窃盗騒ぎ。盗みに入った泥棒が一番の被害者かもしれない事件。

――必要なのは感情に流されるのではなく証拠を揃えること。

 

『最初でも最後でもない事件』

 

ボロビルを買い取った人物。廃れていく商店街のほとんどが築50年以上経過した年代物。購入者は昔、隣の夢園ビルにデザイン事務所を構えていた中絵図さんだった。一体なんのためにはてなマークで浮上する疑惑。

『とある日常の謎について』

 

 

明智さんに起きた極めて不可解な状況とは?

昨夜、葉村君が送ってくれた記憶もない明智さん。

朝起きたら何故か、おパンツを穿いてなかった!?

しかもそれは玄関に放置――丁寧に切り裂かれ途中で切れているズタボロになった黒パン○!

「酔った勢いでパンツを脱ぎ捨て、破いたってだけじゃ」

「違う。ズボンは穿いていたんだ!」

窓もドアも鍵が掛かっていて、さらにいつもは掛けないドアガードまでもが掛かっていたという不思議。

一体誰が、何のためにそんなことを!?

『泥酔肌着引き裂き事件』

 

 

期末試験の直前、金庫が破られ、試験問題が盗まれた!

宗教学は受講人数が多く、代返がしやすい。学生はほとんどやっている代返で、よりにもよって名指しされ、直筆の反省文を求められた学生2人。1人は授業中の態度が悪い男子学生。ところがもう1人の女子学生は見た目が少しばかり派手なだけ。盗んだと疑われる女子学生を助けられる……?

『宗教学試験問題漏洩事件』

 

 

探偵事務所のアルバイト時代の明智さん――

(なのでまだ大学に入学していない葉村君はここだけ出て

いません)

警察には相手にしてもらえない厄介な制限つき案件。依頼してきたのは〈ハイツ徳呂〉の管理人であり所有者。

事務所の調査員が出払ってしまい、田沼探偵は素人の明智さんと調査へ。

郵便受けに投函された手紙3通。同じ便箋に同じ封筒が使われ、筆跡も分からないようにわざと崩して書かれたストーカーのような中味。3通は3人が受け取ったのか?

『手紙ばら撒きハイツ事件』

 

 

本当にざくっと簡単にいってしまいましたが、

やはり、おパン○の羅列のお話はインパクトが強かったです。明智さんったら、ホントにもうっ!!!!!!

てな感じです。

 

『屍人荘の殺人』と違って、グロい、とか、エグいとかありませんから、そういうの苦手な方も安心して読めると思います。

 

 

 

※ノートパソコンの画面の揺れが激しくなってきました。

もういつダメになるか……。

 

 

この夏、海に行く予定ある?

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