6月19日発売の誉田哲也さんの最新刊です
手に入れたのはもうそろそろ1週間経つ? わけですが、
ここをまとめるのにうじうじしていたので遅くなってしまいました。
『首木の民』。表紙の羊さんたちがなんとなく不・気・味。
ということで、まあ本の後ろ帯に大体のストーリーの概要はあるのですけれども――。
緊急逮捕されたのは大学の客員教授、久和秀昭。
罪状は窃盗と公務執行妨害といったところ?
久和が乗っていた(運転していた)車に血の付いた財布があったことが窃盗?
(財布は久和さんのではありません。誰のかは知らない?と)
車に乗ろうとした時、警察官が押さえた手を払いのけ肩を押したくらいで公務執行妨害?
取調べを担当することになったのは警視庁志村警察署の刑組課、佐久間龍平。
久和は自分の経歴はスラスラと答えたものの――
「私は、ありとあらゆる公務員を信用しておりません」の一点張りで、逮捕された件に関して一切の供述もしない。
それはあくまでもあらゆる公務員を信用しないからだと。
当然警察官も信用できない。だから供述をしない。
公務員を信用しない理由。それは話してくれるという久和。
ただし長くなる――
長くなるのは困るものの供述をしてくれなければ全く前には進みません。いったん応じることにした佐久間ですが。
ところが――取調べ、というよりいつのまにか講義へ――
久和と佐久間。まるで『講師』と『生徒』に
この取調べは、どう見ても久和が受けているという側ではなく、取調べをすべき佐久間のほうが久和からの問いにいつの間にか答えさせられているのです。
どちらが取調べをしているのやら……。
久和が佐久間に対して発する言葉。
読者は佐久間さんと一緒に学習してほしい()と思いました。
佐久間は何も知らない国民の代表(1人)として。
答えを教えてもらうのは簡単ですが、何が間違いなのか、訊くだけで正解を教えてもらえるわけではないのです。では多くの国民は何をすべきなのでしょうか?と。
正しい情報とそうではない情報を振り分ける術を身に付け、選り抜いた正しい情報に基づいて考え、正しい答えを導き出す努力をすべき。そういう癖を身に付けるべきだという久和さん。
元財務官僚の久和。財布の持ち主を探っていた中田三都は、久和をインタビューしたことのあるフリーライターの菊池に行き着いたのです。付着した血液は菊池のものですが、久和の指紋は付いていなかったのです。その菊池とは連絡がとれない状態で、ある交通事故について書こうとしていた……。
財務省。あたくしは“罪務省”だと思ってました。
偶然にも森永卓郎さんの『ザイム真理教』を購入し、読んでまもなかったおかげで久和さんの言葉はとても響きました。
※ ちなみに参考文献の中に『ザイム真理教』が入っておりました(笑)。
相変わらず「ありとあらゆる公務員を信用しておりません」というスタンスは変えない久和さんは取調べには応じてくれません。
少しでも応じてもらえるように真剣に向き合う佐久間さん。
久和さんが佐久間さんに向かって真実を投げる――
なにせ国会でも嘘ばかりで、まるで溝に傷がついて同じところばかり繰り返すレコードのように、息を吐くように嘘をつく詐欺集団ですからね。テレビを始終流している人たちなら、洗脳といいますか、刷り込まれてしまうのでしょう。
「日本という国は借金漬けだとか、このままだと日本という国は破綻するだとか、この借金を残すと子供や孫の世代が大変な思いをするとか、いろいろ言われていますが……あの手の話は、全部間違っています。その多くは、財務省が意図的に流している、デマです」
これに驚く佐久間さんは、知らなかった
増税やむなし、と思い込まされている国民も、政治家も、特殊詐欺の被害者と大差ない。自分自身で理解しようとしない怠惰で愚かな被害者だと――。
久和さんが公務員を信用しない理由とは
取調べが進まず、それでもマジメに久和さんに問われ、答える佐久間さん。
一方、単独物損事故を記事にしようとしていたフリーライターの菊池は失踪?
そこに立ちはだかる底知れない力。
事件の捜査も一歩一歩進みながら、取調室での攻防(?)もなかなかです。
今だからこそ、ぜひ読んでほしい1冊だと思いました。
★★★★★★☆☆☆☆☆☆★☆★☆★☆☆☆☆☆★★★
打ち込み忘れたことがありました。
あたくしは誉田哲也さんご本人とは8日のLive参戦しておりまして、ナマ誉田さんに会っています。
今、東京は東京都知事選で、まあ興味ない人多いのでしょうけれども、せっかくの都民で選挙権あるのですから投票行きます! 這ってでも(笑)。
それで注目しているのですが、東京を壊す人、日本を壊そうとする人には絶対いれたくありませんので。
YouTubeのサムネイル、
あれ? 誉田さんに似てる!!
角度がたまたまそっくりだったのか、誉田さんって
見間違えそうになったくらいでした。
そう思ったのは忖度テレビ局はガン無視の候補者、
“うつみん”こと内海聡さんなのです。
ポスターは“うつみさとる”と平仮名です。
声とか話し方とかは似てるとは言えませんが、
お顔はよく似ていると思いました。
そこから興味を持ち、今はうつみんさんの街頭演説を追っています。街頭演説をしていらっしゃる間、どこか応援に行ってみたいです。
画像とナマは違うかもしれませんから、確かめてみたいというのもあります。
8日、誉田さんにお話しようと思っていたのですが、
フライングない(この本)って言われて訊く機会を失ってしまいました。
もしも興味もたれた方いらっしゃいましたら、「うつみさとる」さん、もしくは「うつみん」で検索してお話をしていることを聞いてみてください。
すごくまともです。
ホント、ヨノナカ売国奴だらけでひどすぎます。
営団線や上下水道が外資に売られたら――日本は日本でいられるのでしょうか?
お気に入りのスナック菓子教えて!
▼本日限定!ブログスタンプ