この日の『ワールド極限ミステリー』の番組では、「ジョンベネ殺害事件」と「韓国渓谷殺人事件」が扱われていたのですが、ジョンベネちゃんの事件のほうが気になりまして。

こちらだけ追いかけてみました。

 

概要はTBSさんのサイトから

1996年、誰もがうらやむ家族のもとから6歳の少女が忽然と姿を消し、その後自宅の地下で殺害されているのが発見されます。警察はパパやママ、お兄ちゃんの犯行を疑います。お兄ちゃんが疑われた理由は、ジョンベネちゃんの首に巻かれていた紐の結び方を知っていたのは彼だけだったからということのみ。ところがDNA鑑定の結果、家族以外の複数人のDNA型が検出され、家族の疑いは晴れました。現場に残されていた足跡からある男が捜査線上に浮上しますが、その男は突然亡くなって……。

現場の状況から自殺と思われましたが、不自然な点に気が付いた刑事が他殺の可能性があると推理します。その理由とは……?

そして、アメリカの現地取材でジョンベネちゃんの死に関与した可能性があると告白した男性Xとの接触に世界で初めて成功します。

27年間未解決のままの事件は果たして解決へと進展するのでしょうか……。

 

今夜ジョンベネ事件 新たな犯人説!

 

その死は世紀の未解決事件として、謎に包まれてきました。
これまで家族を含め、様々な犯人像が語られてきたのですが、今回新たな犯人説が浮上!
検察による異例の記者会見が開かれた際
ボルダー地方検事 アレックス・ハンターが

「まもなく他の容疑者の名は消え、お前が残る!」と。

ジョンベネ殺害現場に残された足跡と一致する疑惑の男クリス(仮名)の不可解な行動が明らかに!
さらに今回、我々は重要人物を緊急取材!
「ジョンベネ事件の重大局面だ」
ジョンベネ殺害をほのめかした男Xに、世界で初めて接触。
果たしてXは何を語るのでしょうか?
ジョンベネ事件 その真犯人に迫る
2024年 アメリカ コロラド州

我々(取材スタッフ)はジョンベネ事件の犯人像について、新たな視点で検証している人物を訪ねます。
シンディ・マーラ
親子二代に渡って当初からジョンベネ殺害事件を追い続ける、民間捜査プロジェクトの中心メンバー
殺害されたジョンベネの家族についてシンディは
「家族はアメリカ中で標的にされ尾行され、
地球上で最も調べられた家族になりました」

それほど謎に満ちた事件だったのです。

 

1996年 コロラド州ボルダー
ここに住むラムジー一家は、会社社長である父ジョン、
母パッツィ、9歳の兄バーク、そして6歳のジョンベネの4人家族。
彼らの大豪邸はこの街のシンボルでもあり、ドリームハウスと呼ばれていたのです。
12月26日 5:52AM 
アメリカで最も有名な未解決事件は母パッツィによる911通報から始まりました。
 

脅迫状が残してあって娘がいないんです
6歳です。髪はブロンド。いなくなったの


通報から7分後、警察官2人が到着
父:これが脅迫状です
母:階段に並べてあったんです
脅迫状は2ページ半に渡り、手書きでびっしりと書かれていたのです。
“Mr.ラムジー 注意して聞きなさい。
娘を帰して欲しければ11万8千ドル用意しろ。
明日の10時までに身代金の受け渡し方法を電話で指示する。警察やFBIに通報したら娘の首をはねる。
我々の裏をかこうとしても99%娘を殺すことになるだろう”
ラムジー家は地上3階、地下1階からなる大きな屋敷。
部屋の数はなんと15部屋もあったのです。
外からの侵入経路を調べると鍵は内側からロックされ、
いわば密室状態。
「ラムジーさん、家の中に何かいつもと違うような異常がないか点検していただけますか?」
そこで父ジョンは友人とジョンベネを捜しに地下室へ向かった扉の奥には……
口にテープをはられたジョンベネが!!
ジョンはテープを剝がし、「息をしていない」と冷たくなったジョンベネを抱き上げます。
ジョンは抱えてきたジョンベネの亡骸をクリスマスツリーの下に置きました。
ここで誘拐事件は殺人事件に切り替わります。

地元警察はどんな初動捜査をしていたのでしょうか?
 

当時の捜査を詳しく知る人物に話を聞くと――
シンディと共に新しい視点で事件を検証する
元警察官のジョン・アンダーソン氏。
昨年出版した本には新たな犯人像が記され大きな話題に。
そんなアンダーソン氏が当時の地元警察の捜査の内側について明かしてくれました。
 

ボルダー警察は家族の中に犯人がいると確信していました。アメリカでは家の中で起きた殺人事件の犯人は家族であることが多いからです。
 

疑惑の家族…犯人はまさかの兄?
パイナップル兄妹げんかが原因!
ジョンベネ事件の2年前、母親が2人の息子を殺した事件がセンセーショナルに報じられました。母親のスーザンは全国放送で「我が子が誘拐された」と訴えていたのです。その後の捜査でスーザンが子どもを車に乗せ溺死させていたことが判明。つまり狂言誘拐だったのです。スーザンは殺人の容疑で逮捕されたのです。
地元警察の「家族の中に必ず犯人がいる」こうした先入観で捜査が進められたというわけです。


中でも最初に疑われたのが――
「下半身に傷が。虐待を日常的に受けていた可能性があります」
地下室でジョンベネを発見したとき、素手でテープを剝がし、現場保存せずに遺体を移動させたことなどから、父ジョンに疑いの目が向けられました。
さらに母パッツィも疑われました。
「脅迫状と母パッツィが書いた文章の『a』の文字を見比べてください。こちらが脅迫状のa、そしてこちらがパッツィが書いたメモのaです。特徴的なaの書き方がそっくりです」
脅迫状の筆跡から母パッツィの犯人説も浮上!

“疑惑の母親”高笑い!” という見出しで、日本でも連日大きく報じられたのですが、ジョンベネ殺害について疑惑の目を最も向けられた人物は他にいました、それは――
街の人たちの声
「兄貴がジョンベネを殺したって言われているよ」
「たしかお兄ちゃんが殺したんじゃなかった?
パイナップルを食べられたとかで」
アメリカでは兄バーク犯人説が有力視されたのです。

では一体なぜ9歳の少年が疑われたのでしょうか?
その理由のひとつがこの凶器です。
 

ジョンベネは両手を縛られ、首には紐がきつく巻かれていた。しかも紐を締めやすくするためなのか、片方には木の棒がくくられていた。

アウトドアのガイドブックに、荷物をしっかり梱包する方法にこの木のくくり方が載っていたのです。
バークはボーイスカウトに入団していて、そこで紐のくくり方を熱心に勉強し賞までとっています。

なんと、ジョンベネの首を絞めていた紐にくくられていた木の棒。その特殊な紐の結び方ができるのは兄バークだけだというのです。さらに――
「実はジョンベネの頭蓋骨が割れていました」
ジョンベネの頭蓋骨には鈍器による外傷があったのです。
「凶器は見つかったんですか?」
「キッチンにあった懐中電灯です」
頭蓋骨にあった陥没痕と懐中電灯の大きさと一致したため、凶器と断定されてしまったのです。
さらにジョンベネの首と背中にはふたつの赤い傷が残されていて、これについても――
「これがあの傷の正体だ」
警察が注目したのは兄バークの鉄道模型のレール
連結部の突起は3本ありましたが、警察はその真ん中が折れたと仮定し、残りの2本の突起と赤い傷が一致するため兄バークがジョンベネをレールで刺して傷つけたと主張。
では、兄バークに殺害動機はあるのでしょうか?

我々(取材スタッフ)はラムジー家をよく知る専属カメラマンのジュディス・フィリップスに話を聞きました。


バークは両親にとって目に入れても痛くないほど大事な子どもでした。しかしジョンベネが生まれ、美少女コンテストに出るようになってからそれは変わりました。

ジョンベネの誕生と共に両親の関心は妹に集中したのでは? と当時のメディアは報じました。事件の1か月前、こんなこともあったとも報じられています。
「ママ、痛いよ」
「どうしたの?」
「お兄ちゃんがアレでぶったの」
そこにはバークが! そして彼が持っていたものとは――
 

「バークにゴルフクラブで殴られたんです。
本当にそんなことをするなんて、と心配になりました」
 

ジョンベネが美少女コンテストfで優勝し、スポットライトを浴びることで兄バークは嫉妬していたのではないかと憶測が報じられました。

Jon Benet Ramsey WAS killed by her 'violent'' older brother
 ジョンベネは兄の暴力によって殺された
そして兄バーク犯人説を扱う記事でキーワードとなっているのが パイナップル

バークに疑いの目を向けた警察が根拠としたのは
「胃からパイナップルが検出できました」
ジョンベネの胃から検出されたパイナップル!
ところがキッチンに置かれたパイナップルの容器からは、
母パッツィと兄バークの指紋しか検出されなかったのです。
この事実から警察が推理したのは……
 

夜中、兄バークはパイナップルを食べていた。
するとジョンベネがバークのパイナップルを食べてしまった。これに怒った兄のバーク。
とっさにジョンベネを殴ろうとしたところを母に止められる。
バークの怒りはおさまらず、親が寝室に入った後、ジョンベネを追いかけ、歯止めがきかなくなり、息の根を止めてしまった――
このことを世間に知られるわけにはいかない
家族を守るため、誘拐に見せかけるために脅迫状を書くのだとジョンはパッツィに。

そして両親は我が子を庇おうと誘拐犯の仕業のように偽装工作したのではないか、そう警察は推理したのです。
さらにこの説を裏付ける証言が――
 

事件当日、通報を受けたオペレーターのキンバリー・アーチュレッタは
通報を受けた時パッツィはとても焦っていた。
彼女は泣いてたわ「私の娘が誘拐された」って。
でも最後の方で声のトーンが急に変わった。
そうしたら今度は男の声がして、その声はとても混乱した様子だった。
 

なんと通報時、男の子の声が聞こえたというのです。
そこで地元警察の刑事が音声を確認すると――
「確かに聞こえた。パッツィが話しかけている」
事件当日、家にいた男の子は兄バークのみ。
つまり通報した時、バークが近くにいた可能性があるというのです。ところが警察が駆けつけたあの日――
「この部屋は?」
「ここは長男の部屋です。まだ寝ているので起こさないでください」
バークと話をさせようとしなかったというのです。
「バークは喋ってはまずいことを知っていた」
そのことから地元警察はこう推理したのです。
受話器がズレていることに気づかないまま、起きていたバークに「なんてことをしてくれたの?」「逮捕されるの?」
このような会話があったのではないか?
傷と一致する鉄道レール、通報時の声、これらが当時警察の見立てと報じられた兄犯行説の根拠だったわけです。

これらの見立てを今回(2024年)再検証してみました。
法医学に精通した元警察官のジョン・アンダーソン氏が取り出したのはふたつの赤い傷の写真。
兄犯人説で捜査していた地元警察は、バークが鉄道模型のレールで刺したと見立てましたが、

これはスタンガンを当てた痕だと考えられます。
スタンガンはふたつの金属の間に強い電流を流すもので、

それが肌に当たると皮膚に電気による損傷ができます。
ここにうっすらと線があるのがわかりますか?
これが熱傷痕であり、スタンガンを使った動かぬ証拠です。

よく見ると傷の間にうっすらと青い線のようなものが見えます。これこそスタンガンを使った証拠だというのです。

しかし――
家のどこにもスタンガンが見つかっていないんです。

続いて通報時に聞こえたというバークの声も再検証
それを調べるために向かったのは
アメリカ政府や警察から音声鑑定の依頼を受けるデジタル捜査官(アメリカ法科学会) ザック・ジャンマルスコ
ザックは音声を画像かするソフトを使い、視覚的に分析するというのです。
地元警察が『兄バークの声が聞こえる』と主張する音声を解析
 

まずはパッツィの声を除去していきます
さらに背景音だけを抽出し音声を確認
作業を続けること1時間。ついに音声解析完了
果たして兄バークの声は聞こえるのでしょうか?
結果は?
この音声からは多くのノイズが聞こえましたが、
第三者の声は見つけられませんでした。

地元警察はノイズ音を男の声を勘違いした可能性があるというのです。
                                        
アメリカでは今もなお兄バーク犯人説が根強く残っています。父ジョンはどんな想いなのでしょうか?

父がはじめて語るラムジー家の秘密
 美少女コンテスト出場の裏側

現在ユタ州に住むジョンベネの父 ジョン・ラムジーは80歳になっていました。
お気に入りの写真はジョンベネとの写真。
そこで父ジョンに兄バーク犯人説について話を聞いてみました。
バークがジョンベネをゴルフクラブで殴ったと言われていますが――
「バークが犯人だなんてありえません。
バークがゴルフクラブでジョンベネを殴ったというのも、
ジョンベネがバークに近づきすぎてたまたま当たってしまっただけなんです」
するとジョンは27年間保管していた貴重なホームビデオを特別に見せてくれました。
そこに映っていたのは――
ジョンベネト兄バークが仲良く遊ぶ姿(1994年2月)
父・ジョン:これはジョンベネとバークの写真です。
兄バークは妹が大好きでかわいがっていました。


ジョンベネは太陽のように明るい元気な女の子

ビデオには無邪気なジョンベネの笑顔がいっぱい!あったのです。

世間では6歳の少女に化粧をさせ、美少女コンテストに出場させる母パッツィに対し、浅はかなステージママだと批判した。これに対し、父ジョンは家族の知られざる内側を語ってくれました。
「パッツィはステージ4の卵巣ガンと診断されました。
ジョンベネは母に元気になって欲しいと思ったんです」

病院に付き添ったジョンベネは母親が余命宣告されたことを知っていたというのです。
母と娘のかけがえのない時間を過ごしたいとはじめたのが美少女コンテストへの挑戦だったのです。
お母さんに元気になってもらいたい、そんな思いでジョンベネはステージに立っていたのです。

兄バークも妹を応援していたといいます。
そんな矢先にジョンベネの殺害事件は起きてしまいました。

最新科学で新たな犯人像が浮上
そして事件から10年目の2006年、母パッツィは犯行を疑われたままジョンベネの元へと旅だちました。49歳でした。
ジョンは我々にある手紙を見せてくれました。
それはコロラド州ボルダーの 地方検事から送られてきたもの――
あなた方が事件に関与している印象を与えてしまったことを深くお詫び申し上げます

両親、そして兄バークを容疑者から外すと約束してくれたのです。家族への疑惑はようやく晴れたことになります。
実は、タッチDNAという新たな鑑定技術でジョンベネが殺害時に着ていた服を鑑定したところ、家族以外の男性のDNA型が検出されたのだというのです。
ジョンベネ殺害から12年、ようやく家族犯行説に終止符が打たれ、捜査当局は犯人は外部からの侵入者だと認めたのでした。
「これで終わりではなく始まりでした。

犯人を見つけましょう」

検察上層部を取材したジャーナリストのスティーブン・シンギュラー氏はこう証言。
殺害時ジョンベネが着ていた服などには真犯人のDNA型が付着していました。DNA型は1つではなかったのです。
複数のDNA型が残留していました。
 

DNA型解析の技術向上により、ジョンベネの衣服から複数のDNA型が発見され、そこで浮上したのが複数人による外部犯行説。

実は地元警察が家族犯行説で捜査を進めていた時、

ただ1人、外部犯行説を唱えていた人物がいたのです。
200件以上の殺人事件を解決に導いた伝説の刑事
ルー・スミット
ジョンベネの事件の捜査に心血を注いでいたのですが、

2010年ガンで他界。その意志を受け継ぎ、ルー・スミットの娘シンディと、教えを受けた元警察官アンダーソン氏がジョンベネ事件の解決のために民間の捜査チームを結成したのです。
ルー・スミットが遺した膨大な資料を新たな視点で解析し、犯人像を浮かび上がらせる。


シンディ:まず注目したいのが地下のスーツケースです。
ジョン・ラムジー氏によると元々ここにはなかったそうです。
 

このスーツケースの上部を拡大するとガラス片が見えてきました。最新の技術でデジタル解析をしてみると、足跡が浮かび上がってきたのです。
ここから読み取れる犯人の行動は――?
犯人は地下の割れた窓からスーツケースを足場にして出入りしていた――
ラムジー家の地下室は珍しい造りで、地下室に窓があり、。この鉄柵を開けると地下1階の窓が見えます。

アンダーソン氏は犯人はここから出入りしたのでは、と推測しました。
さらに注目したのがこちら
2階の客室の写真ですが、
「ここを見てください。布が乱れています。他の部屋のベッドはこのようにはなっていません。つまりこのベッドの裏に犯人が潜んでいた可能性があります」
そしてアンダーソン氏は現場の間取り図にも注目。
「この客室のあった場所はジョンベネの部屋の隣なんです。つまり犯人は犯行当日、留守中に家に入り、家族が寝静まってからジョンベネの部屋へ侵入したと考えられます」
さらに遺体の近くで発見された足跡。よく見るとアルファベットが見えます。それは“HITEC(ハイテック)”という文字が刻印されている足跡。男性モノのブーツです。
捜査チームはこの足跡からある男の家を訪れました。
その男とは?
美少女コンテストの会場にいた男クリス(仮名)。
かねてからジョンベネに関心を持ち、近所でも幼児を異様なまでにも可愛がる姿が目撃され、容疑者の一人としてマークされていたのです。
「美少女コンテストに行った理由は?」
「ですから、俺は単純に子どもが好きなんですよ」
その時、クリスのケータイが鳴り、操作するクリスを見て、捜査官は右利き?と。
その隙にクリスのブーツを確かめると“HITEC”の文字が!
「もういいですか?」
「ありがとう。今日はこれで」
「なんだよむかっ
しかもその後の捜査で彼の家からスタンガンが発見されたのです。

そんななか、警察で異例とも言える記者会見が開かれました。
「犯人はお前だ!」異例の会見直後……
 1人の容疑者が不審死 自殺? 他殺?


ボルダー地方検事 アレックス・ハンター
容疑者リストは絞られてきた。
まもなく他の容疑者の名は消え、お前が残る!

この記者会見の翌日、とんでもないことが起きたのです。


既に犯人を特定しているような言い回し。
実はこれ、犯人にプレッシャーをかける作戦だったのですが――
なんと犯行現場に残された足跡と同じ靴を持っていた男クリス(仮名)が左脇腹を拳銃で撃ち、自殺!!

アンダーソン:その死はとても不自然すぎる。
私は不審に感じました。
アンダーソン氏はこの遺体の状況から自殺ではなく他殺の可能性があると推理した、その理由とは?

元警察官のアンダーソン氏によると――
拳銃で自殺する人の多くは頭や心臓を撃ちます。
今回の場合はとても変なのです。
クリスは右利き。その彼が右手で拳銃を持ち左脇腹を撃って自殺するのは不自然だというのです。
 

現場に残されたDNA型から犯人は複数犯の可能性が高い。もう1人容疑者がいるとすれば……クリスはその容疑者Xに口封じのため殺害された可能性もあるというのです。

これまでの状況をまとめると――
アンダーソン氏が考える容疑者Xの動きはこうだったと思われます。
クリスマスの夜、ラムジー一家が外出中に男たちがジョンベネ誘拐目的で自宅に侵入。家の中をくまなく調べ、母パッツィのメモを見つけ、筆跡を真似て脅迫状を書いた。
そこへ家族が帰宅。
まさかすぐそばに侵入者がいるとは知らず、ジョンベネを寝かせた。
この時犯人はジョンベネの部屋の隣のベッドの中に潜んでいたと思われる。
そして両親が寝静まったころ――
用意していたスタンガンでジョンベネを気絶させ、誘拐しようとした。だがその時ジョンベネが目を覚まし、抵抗されたためやむを得ず殺害した、と考えられる。
その後犯人はジョンベネの遺体を奥の部屋に隠し、
事前に書いておいた脅迫状を階段の下に置き、スーツケースを足場にして、壁を蹴って窓から出たと思われる。
クリスは殺された可能性もある。
だとすればもう1人の犯人は?

ジョンベネの死に関与した
 可能性があると告白した男性を初直撃!

そんななか、事態は急展開を迎えます。
今年3月、我々(取材スタッフ)は緊急情報を得てアメリカの某所へ。
情報提供者に接触。それがマイケル・バイル氏。
ジョンベネ事件の犯人と疑われている人物に関して新たな情報を得たというのです。
その人物はマイケル氏の同級生の男性X。
別の事件で刑務所に収監中でしたが――
男性Xが刑務所から刑期より早く出所したのです。
そもそもその男性Xはなぜジョンベネ事件の関与を疑われているのでしょうか?
それはジョンベネ殺害事件が発生した当日、まだ報道される前のこと。同級生Xからマイケルに電話が!
「少女を傷つけてしまった」
「いったいどうしたんだ?」
「コロラドのボルダーで6歳の女の子を傷つけてしまった」
そう言ってガチャッと切られます。
まだ警察の発表も行われていない殺害当日の告白。
つまりXは誰も知らない事件を口にしたことになります。
その後、事件をニュースで知ったマイケルは驚愕しました。
「まさか……」
すぐボルダー警察署に通報したのですが――
ボルダー警察には前代未聞の大事件に対する問い合わせや目撃情報が殺到!
マイケルの通報は埋もれてしまったというのです。
事件から3年経った2000年にXはジョンベネ事件とは別の事件で逮捕され、その際、300を超えるジョンベネの写真と、ジョンベネへの詩を所持していたというのです。
Xはコロラド州の刑務所で服役中、獄中のXから同級生のマイケルに手紙が届きました。
「そしてこれが、ジョンベネ事件の犯行を告白した手紙です」
そこにはジョンベネの殺害を自白するかのような怖ろしい内容が書かれているというのです。
“今まで会った誰よりもジョンベネを愛していた。
なのにうっかりジョンベネを放ってしまって頭蓋骨がぱかっと割れちまった。俺はジョンベネがあの世に逝くのを見届けた。
彼女の美しい顔 輝くような肌 女神のような身体
でも俺の失敗による事故で彼女は死んでしまった”
手紙には、ジョンベネ殺害事件の関与をほのめかす言葉が
はっきりと記されていたのです。
さらに、マイケルとXがジョンベネ事件に関して話した電話の録音データには驚くべき内容が!!


マイケル:録音してもいい?
男性X:OK。俺は何年もずっと悩み続けてきた。
罪悪感や後悔の気持ちで苦しんでいる。
もう二度と過ちを犯すまいと思っている。

そう告白する男性Xが刑務所から出所したのです。
マイケル:Xに会いに行きたいと思っている
マイケルは同級生のXに直接会って真実を確かめたいと言い、既に住所は判明し、親しい私立探偵が現場に確認に行っているというのです。連絡を取ると――
彼の居場所が確認できたよ。××(地名)の宿泊施設だった
すぐさまマイケルは調査をしてくれた私立探偵と合流。
アメリカ未解決事件調査協会メンバー、私立探偵のジェイソン・ジェンセン。
10年前からジョンベネ事件を徹底的に調査しているという、ジェンセンと共にジョンベネ殺害事件に関与した可能性があると告白した男性Xのもとへと向かいます。

そこは刑務所を出た人たちが社会復帰するために一時的に滞在する宿泊施設。
Xの部屋は確認済み。
訪問に先立ち、マイケルは事前に手紙を送っていると。

撮影スタッフは同行せず、マイケル1人だけで会いに行くことになりました。

男性Xが出てきた! それをマイケルが追う。

この後!
全米が注目する男性Xに世界で初めて直撃!
果たして男性Xは事件に対して何を語るのでしょうか?
 

マイケルの車がXの部屋の前に停まって――


マイケルは我々(取材スタッフ)にこう語りました。
同級生として訪問して話を聞く。ただし、Xが事件の関与を認めた場合はすぐさま警察に通報する、と。

マイケルが手にしたのはギター。2人にとって高校時代の思い出の品。これを見ればドアを開けてくれるはずだというのですが、呼び鈴を押しても、反応はなし。
マイケルが車に戻ってきました。
「窓の奥でカーテンが動いているような気がしたんだけど。気のせいかな」
探偵ジェンセン:在宅確認は夜、明かりが点灯するかどうかです。


そして日が落ちてから再びXのもとへ。
窓を見ると明かりはついていません。
ドアをノックしましたが反応なし。

2日目。この日も応答はなし。
探偵ジェンセンは、彼は警戒しているのでは?と推測。
そこで3日目は作戦を変更
探偵ジェンセンの提案として――宿泊施設には近づかず、出てきたら離れた場所で声がけをすることになったのです。
そしてマイケルが用意したのがドーナツ。男性Xの大好物で会えたら渡したいというのです。


男性Xはこのドアから姿を現すのでしょうか?
張り込むこと6時間
 

男性が出てきた。顔写真と一致。本人と間違いない。
パーカーのフードを深くかぶっている。
 

探偵ジェンセンが指示した方向へ向かうと――
男性Xをマイケルが追った!
マイケルが同級生Xに接触しました。
マイケルは笑顔でXに話しかけています。

2人は近くのレストランへ。
1時間後、2人が出てきます。
このあとマイケルは男性Xの宿泊施設へ立ち寄り、我々(取材スタッフ)と合流。
果たして男性Xは何を語ったのでしょうか?
 

彼はドーナツを喜んでいたよ
 

2人で写真も撮ったといいます。
彼は仮釈放はされたけど、行動範囲は制限されているというのです。
果たしてジョンベネ殺害事件への関与は告白したのでしょうか?

探偵ジェンセン:ジョンベネについて何と言っていた?
マイケル:彼はジョンベネについてたくさん話したよ。
彼女に全てを捧げるつもりだったと言っていた。いつも幼い子どもに対して衝動があり、それを自分で抑え込んでいると彼は言っていた。
さらに――
マイケル:彼はジョンベネの家や教会のことを話した。

事件現場となった家は、報道では主に正面からしか映されなかったのですが、実は裏側に回るとジョンベネの部屋が見えるのです。ジョンベネはよく自室でダンスの練習をしていたといいます。そのジョンベネの部屋を裏通りからのぞき込む男が目撃されていました。そしてこの細い路地の先の教会にジョンベネが通っており、男性Xは教会でジョンベネに会ったことは認めました。
では、ジョンベネ殺人事件の関与についてはどうなのでしょうか?

彼は事件について告白しましたか?
マイケル:彼は何も言わなかった。

事件当日の電話は?
マイケル:彼がかけた電話について、あまり覚えていないと答えたよ。
マイケルによると、男性Xはジョンベネ事件については口を閉ざし、何も答えようとはしなかったというのです。
Xがジョンベネを意識していたことは確かなようでしたが、事件の関与について明確な答えは得られなかったのです。
マイケルはXに、今回の取材について放送することを伝えたといいます。


ジョンベネの父ジョンは、捜査チームのシンディらと共に再捜査を希望するオンライン署名活動を行い、3万5千人の署名を地元警察に提出しました。

それにより警察は捜査員のメンバーを一新! 

最新の科学捜査を導入すると発表したのです。現在ではDNA型から似顔絵を作る技術も開発されています。
ジョンたちは最新のDNA型捜査により、犯人の特定を目指しているのです。


ジョンベネ・ラムジーちゃんの事件はものすごく有名で、もうあれから27年も経ってしまったなんて……。

27年前といえば、あたくしのhideちゃんも今年の5月で同じ27年ですが。取材が昨年だったからそうなのかしら。

hideちゃんは1998年でした。細かいことはまっ、いいか。

既に昨年あたりからhideちゃん今年が生誕60年ということで、生きていれば60歳のhideちゃん飛び出すハートです。想像デキナイですけど、きっとぶっ飛んだにーちゃん(見た目)でしょうね。今の60代なんて意外と若いですよ。若く見えます。

ジョンベネちゃんも生きていれば三十路――

当時、あんなにメイクさせて大人みたいにして、6歳なら6歳らしくって思ったのですが、ジョンベネちゃんのママの事情は知りませんでした。ママのためにあんなに一生懸命になって、ジョンベネちゃんは病気のママを喜ばせてあげていたのですね。それを犯人は……ジョンベネちゃんだけじゃなくお母さんの命もきっと狭めたのじゃないでしょうか。おまけに疑惑を持たれたまま亡くなられてしまってますし……。

家族、そういえばものすごく疑われていましたね。

今では、報道が事実で、とは思えなくなっています。

せめてお父さんが生きているうちに、ジョンベネちゃんの事件は解決してほしいです。ホント、そう願いたいです。

 

 

やはり2万文字近くいっちゃいました。

誤字脱字はお許しください。見て見ぬフリを(笑)。

 

 

 

麻婆茄子と麻婆豆腐どっちが好き?

麻婆豆腐だけは間違ってもないです。

お豆腐が無理……!

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