こんな面白い(不謹慎でスミマセン)、じゃなく怖い事件を取り扱っていたとは思いませんでした。

テレビを垂れ流して見ていた時は、よくこの番組は見ておりました。気になって覗いてみて良かったです。

見逃しでこちらの番組が見られるのは本日2月6日までだったのですから。

それもこれも実のところ、別な番組で放送された、韓国で起きたこちらも怖い“n番部屋事件”を追いかけようと思って覗きましたら、『世界が騒然! 本当にあった(秘)衝撃ファイル』が目についてしまい…という具合でして、まだ“n番部屋事件”のほうは日にちもあるようで後ほど。

(コレ、けっこうホント時間がかかるのです。なにせプロじゃありませんから。あくまでシュミレベルなものなので)

 

とりあえず――ものすごく文字数多いです。

テレ東さんで、1月9日オンエアされた『世界が騒然! 本当にあった(秘)衝撃ファイル』の中の戦慄事件のほうだけですが。

 

幸せな一家を惨殺した悪魔は誰だ

秘密殺人犯と法廷対決

一家惨殺事件

2014年、アメリカ・フロリダ州。
強い絆で結ばれた一家が突然、全員姿を消した。
彼らが暮らす自宅にはおびただしい量の血痕。
その後の捜査で4人の遺体が発見された。
一家を惨殺した犯人は何者なのか。
やがて警察は1人の容疑者にたどり着き、その人物と法廷で激突!
果たして、真犯人の正体とは?

強い絆で結ばれていた5人家族。
誰の目にも幸せそうに見えたこの家族が、ある日突然、
全員失踪する。
5人が消えた家には、おびただしい量の血痕。
家中のいたるところが血に染まっていた。
「大量殺人の可能性が出てきた。すぐにこの家族について調べるんだ!」

そう、このとき家族は何者かによって既に殺害されていたのだ。
まるでゴミのように棄てられた遺体。
凶悪で冷酷無比な殺人犯は一体何者なのか?

事件の直前、警察には殺された娘からの通報が入っていた。
『911です。どうしました?』
『家に帰ったら 秘密 がナイフを突きつけてきて……』

捜査で浮上した疑惑の人物。
その男はある予告をしていた。
証言者「彼は“彼女を守る”と言っていました。“必要なら拳銃を撃つ”と」

そして、遺体に隠されていた㊙ミステリーな新事実が判明する。
「問題は4人目の被害者です。ハンマーで頭部を21回も殴られていました」
警察は数々の謎を解き明かし、ついに殺人鬼を逮捕。
だが、事件はそれで終わりではなかった。

犯人が法廷で全てを覆す主張を始めたのだ。
「 秘密 が突然、私の胸ぐらを摑んできました」
「殺したんですか?」
「はい」
「なぜ?」
「私を殺そうとしたからです」

警察と凶悪犯が真っ向から対立。
法廷での激突をカメラがとらえた。
殺人鬼vs捜査チーム
全米を震撼させた悪夢のような惨殺事件
たどり着いた先にあったミステリーな真実とは!?
果たして?

 

戦慄の一家惨殺事件

法廷対決! 悪魔の本性を暴け

2014年7月、フロリダ州ハドソン
ある家族がこの地に移住してきたことから悲劇は始まる。
「マーガレット、荷物はまだある?」
「もう少しだけね」
「それは奥に置いておいて」
「分かったわ」
グレッグ(父)とマーガレット(母)夫妻。共に52歳の2人は結婚20年目にペンシルベニア州で農場を経営していたが、老後は多くの親戚が暮らすフロリダで過ごそうと移住を決めたのだった。

「マーガレット!」
「リンダ、来てくれたの?」
「素敵なおうちね、ようこそフロリダへ。はい、これ」
「ありがとう」
「これからはすぐに会えるわね」
妻・マーガレットのいとこ、リンダ(ご本人登場)によると
「2人はすごく幸せそうでした。第二の人生は海のそばでのんびり暮らすんだぁ、なんて話していました」

そんな2人の新居には他に3人の同居人がいた。
「パパ、私の荷物は下に置いてといて」
「分かったよ」

「トリスタン、家を描いたのか。上手じゃないか」
グレッグとマーガレット夫妻の長女・メーガンと、パートナーのアダム、そして4歳の息子トリスタン。
27歳のメーガンとひとつ年上のアダムは幼なじみ。結婚はしていないが、2人で子供を育てていた
2人の関係について、メーガンの弟・アーロン本人はこう話す。
「姉のメーガンとアダムは、くっついたり離れたりの関係でした。メーガンの妊娠が分かった時はもう付き合っていなかったんです。それでもアダムが一緒に子育てをしたいと申し出て共同で親権を持っていました」
アダムは息子トリスタンのそばにいたいと一緒にフロリダへ移住。新しい仕事が決まるまでこの家に居候することになったという。
「そうだ、メーガン。僕はそこのソファーで寝るよ。仕事が決まったらこの家を出て行くから」
「何言ってるのよ。もうパパとママがあなたの部屋を用意してるわ。今さら遠慮しなくていいでしょ」
「ありがとう」

「トリスタン、外で遊ぶか」
「うん」
「よし行こう」
「やったー」

メーガンの弟・アーロン(ご本人登場)
「アダムのことは幼い頃から知ってましたし、姉のメーガンと結婚していなくても、みんな家族の一員として接していました」

かくして新居に引っ越してきた5人はこの家で新たな生活をスタート。
ライフルが好きな父親のグレッグは新しい仲間とシュミのハンティングを楽しんだ。
母親のマーガレットはかわいい孫トリスタンの世話に明け暮れた。
一方、娘のメーガンはさっそく地元のスーパーで働き始める。そしてアダムも工場への就職が決まったが、生活が軌道に乗るまでそのまま居候を続けることとなった。
一家はみんな仲が良く、誰から見ても幸せそのものだったという。

しかし――
「あなた、ライフルはちゃんとカギをかけてしまってね」
「ああ」
「お願いね」
「分かってるよ」

ライフルをしまう父グレッグ。外で楽しそうにトリスタンと遊ぶメーガンとアダム。それを見つめるグレッグ。
このとき既に悲劇の瞬間は、一家のすぐ近くまで忍び寄っていた。
そしてこのあと5人は突然、全員同時に失踪する。

2014年9月4日
5人がフロリダに移住して2か月が過ぎた9月4日。
電話の音
「おかしいわ。なんで誰も電話に出ないの? もう6日目よ」

マーガレットのいとこ、リンダは
「6日間も連絡がつかなかったんです。旅行に行くとも聞いていなかったし、心配になって家に行っても誰もいませんでした」
不審に思った親戚のリンダは警察に通報。
警察官はすぐに5人が暮らす家へと向かう。
そして、家の中で目を覆いたくなるような 秘密 ミステリーな犯罪の痕跡を発見する。
地元警察は直ちに、フロリダ州警察の重大犯罪課に応援を求めた。
「何があった?」
「ひどい有様です」
この事件を仕切るのは重大犯罪課のクーギル捜査官。
「通報によると、6日前から家族の誰とも連絡が取れなくなったそうです」
「食事中に襲われたのか?」
「2階を見てください」
「分かった」

「あれは?」
「掃除用の漂白剤です。誰かが痕跡を消そうとしたようです」
そしてクーギル捜査官は、秘密ミステリーなあるモノを見つける。それは――
壁に空いた不可解な小さな穴
「鑑識を呼んでくれ」
「了解です」

食べ物が散乱した食卓
大量の漂白剤と掃除用具
そして、壁に空いた小さな穴
これらは一体何を意味するのか?
実際に現場を見たクーギル捜査官はこう推測した。
「壁の穴はおそらく銃の弾丸の痕。
漂白剤は犯人が血痕を洗い流そうとして使ったのでしょう。殺人事件の可能性が極めて高いと考えました」
さらに――
「壁に幼い子供の描いた絵が貼ってありました。それを見た時、うまく説明できないんですが、とてつもなく嫌な予感がしたんです」

「この臭いはなんだ?」
捜査官が向かったのは自宅からつながるガレージ
「臭いのもとはここか」
そこに漂う強烈な異臭
「明らかに腐敗した遺体の臭いでした」
異臭の原因はすぐに判明する。
車のすぐ後ろに大量の血痕が広がっていたのだ。
この時の実際の現場映像が残されている。
血痕は車の中からも発見された。
血溜まりの中に放置されたシャベル。
これも殺害の凶器として使われたものなのか。
そしてこの1本のシャベルが、のちに事件の真相を紐解く重要な証拠となる。
「間違いなくここには遺体があった。犯人は遺体をどこかへ運んだ。それにしても、一体何人殺されたんだ」

「大量殺人の可能性が出てきた。すぐにこの家族につういて調べるんだ」
いくつもの謎が浮かび上がった。
殺害の現場はおそらく、家(自宅)の2階とガレージの2箇所。犯人は2階の血痕を消そうとしたのに、なぜガレージの血痕はそのままの状態にしておいたのか。
単独での犯行か、それとも複数犯か? 動機は何なのか?
そして、遺体をどこへ運んだのか?
連絡がつかない5人の家族。
一体この家で何が起きたのか?
遺体は見つかっていなかったが、警察は急きょ殺人事件として捜査チームを編成。
近隣住民への聞き込みを開始する。

隣人によると
父親グレッグと母親マーガレットを最後に見かけたのは7日前の8月28日。それ以降は見ていないという。
一方、娘のメーガンも7日前からスーパーの仕事を欠勤
。連絡もついていないことが判明。
また子供の父親アダムも同じように7日前から工場を無断欠勤していた。
7日前、家族に一体何が起きたのか?

そしてさらなる捜査によって、この家で起きた ㊙ ミステリーな恐るべき惨劇の全貌が明らかとなる。

鑑識は家の中を徹底的に調べた。

クーギル捜査官は
「我々は最初、殺人の現場は2階とガレージの2箇所だと推測していましたが、それは大きな誤りだったんです」
ルミノール反応により、肉眼では見えなかった新たな血痕が発見されたのだ。
「なんてことだ」
階段の床
家の裏口
廊下
そして浴室
文字通り、家中が血に染まっていた。

大量殺人が現実味を帯び、現場に緊張が走る中、警察は家の裏にある水路から新たな物証を発見する。
水路の底から何丁ものライフル銃が出てきたのだ。

クーギル捜査官
「その後の捜査でライフルは全て父親グレッグが所有していた物だと判明しました。そして水路で見つかったものはライフルだけではありませんでした」
水路で発見されたのは、拳銃とハンマー
「おそらくこれが凶器だ。あの血飛沫はハンマーを使ったものなのか」
捜査官は事件をこう推測した。
犯人は拳銃とハンマーを持って家に押し入った。
そして、逃げ回る家族を追いかけ、次々と殺害。
その後、一旦ガレージに遺体を集めると、犯行の痕跡を消すため家の中の血痕を拭き取ろうとした。しかし何らかの理由から全ての血痕を拭き取ることをあきらめ、車に遺体を積んでどこかへ遺棄したのではないか。
だが、なぜ水路に父親が所有するライフルも捨てられていたのか。
あの壁にあいた穴はライフルから発射された弾によるものなのか?
車に残されたシャベルは何に使ったのか?
何よりも犯人は外部からの侵入者なのか? 
それとも家族の中の誰かなのか?
そんな中
「わかった」
捜査チームは重要な手がかりを発見。確認に来てほしいと連絡が入る。
そこは現場となった自宅から2キロほど離れた人気のない場所だった。
「間違いないのか」
「はい、あの奥です」
クーギル捜査官
「その場所に近づいた瞬間、強烈な腐敗臭を感じました」
舗装されていない道路の脇で、シートに覆われたいくつもの遺体が発見されたのだ。
「すぐに検視官を現場に寄こしてくれ。腐敗が酷くて男女の誠意別も分からない」
なんてことだ。一体いくつの遺体があるんだ。
ひどいな。ゴミのように投げ捨てられている。
これが同じ人間のすることなのか

現場に到着した検視官も言葉を失った。
「詳しいことは解剖してみないと分かりませんが、ここにある遺体はおそらく4体。性別は不明ですが、まず成人と見て間違いないと思います」
「遺体はあの家の家族か。やはり外部からの侵入者の犯行のようだな。だとすると子供はどこだ」
父親グレッグ、母親マーガレット、娘のメーガン、メーガンのパートナー、アダム。
遺体で発見されたのはこの4人なのか?
そして――
クーギル捜査官:
付近をくまなく探しましたが、4歳の息子トリスタンの遺体は見つかりませんでした。遺体がない以上、子主はまだ生きている可能性もあると思いました。
だが、これほど残忍な殺人を犯した犯人が4歳の子供だけを見逃すことなどあり得るのか?
犯人が子供を誘拐したのか。いや、もしかしたら襲われた時、とっさに家族が子供だけ逃がしたのかもしれない。とにかく今は子供が生きていることを願うしかない。

警察は市民から情報を得るため、緊急会見を開いた。

こちらは実際のニュース映像(あるのですねえ、いつものことながら)
子供の名前はトリスタン

「もし彼を保護している人がいたらすぐに警察までご連絡ください。私達はトリスタンの無事を信じています。非常に心配しています。何か情報をお持ちの方は警察に連絡をください。犯人は武装した危険な人物です」

4人を殺害した犯人が、今なお銃を持ち、町に潜んでいる
可能性が高い。フロリダ中が恐怖に包まれた。
警察は遺体を搬送し、死因の特定と身許の確認を進めた。
一方、捜査チームが家族の周辺にいた人物を調べていると、娘のメーガンについて気になる情報を入手する。

クーギル捜査官:
メーガンはスーパーの仕事の他に夜はバーでアルバイトをしていたことが分かりました。そこである人物と出会っていたんです。

メーガンと一緒にバーで働いていた同僚のトーニャは警察にこう証言した。

「ビールを3本ですね」
「違うよ4本」
「すみません」
「こっちもビール2本ね」
「はーい」
「思ったより大変な仕事ね。やっていけるかしら」
「すぐに慣れるわよ、楽しんで」

クーギル捜査官:
明るく気立てのいいメーガンはすぐにバーの人気者になり、多くの男性から言い寄られていたそうです。

中でも常連客のひとりがメーガンに夢中だったという。
「やあメーガン」
「いらっしゃいませ」
「いつものビールね」
「はい」
「あら、いらっしゃい、ニコラス。メーガンが来る日は必ず来るわね」とトーニャ
「なに言ってんだよ、偶然だよ」
常連客の名前はニコラス(37歳)
彼はメーガンを理想の女性だといい、何度もデートに誘い続けていた。

クーギル捜査官:
我々は遺体の腐敗した状況から、事件が起きたのは8月28日だと推測し、同僚のトーニャに話を聞きました。

これはその時の実際の音声――(本物)
8月27日の午後6時
警察官:仕事が終わったメーガンとあなたたちはどこへ行ったんですか?
トーニャ:アンカレッジ(近くのバー)です
警察官:あなたたちと一緒に行ったのは誰ですか?
トーニャ:ニコラスです

クーギル捜査官:
事件が起きる前日、メーガンはニコラスと一緒にいたことになります。

警察官:その後あなたたちは店を出て別れたんですね?
トーニャ:はい
警察官:何時ごろですか?
トーニャ:10時です
警察官:夜10時ですね

クーギル捜査官:
同僚のトーニャはメーガンとニコラスを見たのはそれが最後だと話しました。つまり事件の後、ニコラスも姿を消していたんです。

なんと! 事件の直後、ニコラスも行方が分からなくなっていたのだった。
メーガンに夢中で事件の直前まで一緒にいた37歳の男は一体なぜ姿を消したのか?

クーギル捜査官:
我々はニコラスを重要な容疑者とみなしました。

友人によると、ニコラスは“メーガンと付き合っている”と周囲に話していたという。
警察はニコラスの行方を追う一方で、ある人物を呼び出し、話を聞いた。

「こちらにお座りください」
呼び出されたのはニコラスの母親
「息子さんとは同居されてるんですね?」
「そうです」
「最後に会ったのはいつですか?」
「8月27日だと思います。友達と飲みに行くと言って出てから一度も家に帰ってきてません。でも、よくあることなので友達の家にでもいると思いますが」
「出かける前に何か変わった様子はありませんでしたか? どんなことでもいいのですが」
「そう言えば誰かと電話しながらカバンに荷物を詰めていました。ハンマーとかの工具だったと思います」

「もしかしたらキャンプに行ったのかしら」
事件直前に、ニコラスはハンマーをカバンに入れていた。
それは、事件現場の家の水路で見つかったあのハンマーではないのか?
警察は母親の許可を取り、ニコラスのパソコンを押収。
そこから不可解なメッセージを発見する。

クーギル捜査官:
事件の前、ニコラスはメーガンにこんなメッセージを送っていました。“あなたは僕の理想の女性だ。命を賭けて必ず守ってみせる”と。

一体これはどういう意味なのか?
ニコラスの疑惑が深まる中、警察は地道な聞き込みを続け、ついに決定的な証言者を見つけ出す。
それは事件の直前、ニコラスと話したという隣人だった。
これはニコラスの隣人が警察に証言した実際の音声
(※文字だけですから音は出ませんが、本物)
警察官:彼は拳銃を持っていたんですね?
ニコラスの隣人:はい、ポケットに拳銃があると
警察官:拳銃を見ましたか?
ニコラスの隣人:いいえ
警察官:しかし持っていたと?
ニコラスの隣人:はい。
彼は“彼女を守る”と言っていました。“必要なら拳銃を撃つ”と」

“メーガンを守るために拳銃を撃つ”

ニコラスは隣人にそう言っていた。

ニコラスはメーガンに異常なほど執着していた。
そんな彼が撃つといったならその相手はアダムかもしれない。

息子の親権を共同で持ち、同じ家でメーガンと同居していたアダム。
クーギル捜査官:
我々はニコラスがメーガンのストーカーだったと考えました。そして同居人のアダムに嫉妬していたのではないかと
捜査官は事件をこう推測した
メーガンに想いを拒絶されたニコラスは、同居しているアダムに嫉妬し激しい怒りを抱く。それはやがて殺意へと変わった。そこでアダムを殺害しようとハンマーと拳銃を持ち、彼女が暮らす家へ。しかし、アダムと口論になり、家族にも騒がれたため逆上し、次々と殺害。最終的にはアイするメーガンをも殺してしまったのではないか。
だが、なぜか家の中のある部分だけ血痕が拭き取られていた異様な現場。道路脇に折り重なるように放置されていた遺体。この中途半端な隠蔽工作にはどんな理由があったのか。
おそらくニコラスは、アダムに対する怒りを爆発させ、凶行に及ぶ中、我を忘れてメーガンとその両親を殺害。その混乱こそが謎の行動の理由ではないか。
果たして犯人はニコラスなのか?

そんな中、事件は急展開
このあと、全米を騒然とさせた、一家惨殺事件の㊙ミステリーな真実が暴かれる!

メーガンに好意を抱くニコラスが、一家を殺害したのか?


「容疑者の名前が判明。ニコラス・レナード37歳、白人。

目の色は黒。拳銃を所持しており、4歳の子供を連れている可能性が高い」
警察は全力で容疑者ニコラスの行方を追う。
しかし、その直後――
「クーギル捜査官、検視官が報告に来ました」

判明した遺体の検死結果から、捜査官も絶句する㊙ミステリーな衝撃の新事実が明らかとなる。
「遺体の身許と死因が判明しました。
まず父親のグレッグ。死因は腹部への銃撃です」
「他の3人は?」
「母親のマーガレットは頭部への打撲。娘のメーガンは頭を銃で撃ち抜かれていました。問題は4人目の被害者です。ハンマーで頭部を21回も殴られていました」
「アダムだけ殺害方法が残酷だな」
「いいえ、この遺体はアダムではありません。遺体はニコラスでした」
なんと4人目の遺体はアダムではなく、警察が容疑者として行方を追っていたニコラスだった。
一体どういうことなのか?
警察が描いた事件の構図は根底から覆された。
だとすると、現場の状況からすると最も怪しむべき人物は、メーガンとの同居人のアダム。
警察はアダムを新たな容疑者として捜査を立て直す。

母マーガレットのいとこリンダ:
警察からアダムが容疑者になったと聞いた時は、なにかの間違いだと叫びました。あんなに優しい人に殺人なんてできるはずないと思ったんです。
メーガンの弟アーロン:
父も母もアダムは家族と同じだと言っていたんです。悪い冗談だとしか思えませんでした。

4歳の息子トリスタンのそばにいたいと、メーガンと共にフロリダへ移住してきたアダム。

メーガンと同居し、家族同然だったアダムが犯人なら動機は一体何なのか?
いずれにしろ、アダムは4歳の息子を連れて現場から逃走。どこかに潜んでいるはずだ。

クーギル捜査官:
アダムの精神状態が心配でした。たとえ自分の息子であっても、命を奪う恐れがあると考えたんです。

警察はアダムの情報をマスコミに公開。市内全域に厳戒態勢を敷く。そして――
「たった今、アダムがホテルにチェックインしたと通報がありました」
捜査官は特殊部隊SWATと共にアダムがいるホテルへ。
フロントから内線をかけ、ルームサービスの食事を持って行くと伝えてから、慎重に近づいて行く。

準備はいいか

「ルームサービスです。食事をお持ちしました」
果たして――

警察だ! 無駄な抵抗はよせ!
容疑者を確保! 確保した!

放せ!

「子供が一緒のはずだ。無事なのか」

しかし、誰の姿もない。
「そんな、遅かったか」
その時だった。
「トリスタンだね。
おじさんたちは君の味方だ。もう大丈夫だから安心して」

クーギル捜査官:
子供の無事を確認した時は心から神に感謝しました。
家族にとてつもない悲劇が起きた中で、小さな命だけは救うことができたんです。

警察はアダムを逮捕。署に連行し、取調べが行われる。
果たしてアダムは何を語るのか?

実際の取り調べ映像がこれだ
そこの椅子に座って
調子は?
アダム:いいです

アダムは事件が起きた日、メーガンたちの家にはいなかったと容疑を否認。
どこにいたんだ?
アダム:友人の家です
名前は?
アダム:ジェイクです
どこに住んでいるんだ?
アダム:ニューポートです
詳しい住所は?
アダム:憶えてません
では友人のフルネームは?
アダム:そんなに親しくないんで
電話番号は?
アダム:知りません
友人の家に泊まっていたというアダム。だが、住所も電話番号も友人のフルネームも知らないという。そして
アダム:ここから先は弁護士を呼んでください
弁護士だと? 分かった
だが、なぜだ?
アダム:自分を守るためです

クーギル捜査官:
アダムは罪を認めず、裁判で争うつもりだったんです。

最後にアダムはある願いを訴える。
アダム:息子を私の母か兄弟に預かってもらいたいんですが
捜査官はアダムを揺さぶろうとこう答えた。
我々としてはお子さんを母親のメーガンの元に返してあげたい。それが可能ならな
アダム:何のことですか?

メーガンの両親に預かってもらうか?
アダム:電話すればどうです?
殺害された3人の名前を出してもアダムは動揺を見せなかった。だが、警察はアダムが犯人だと確信。
改めて現場を見直し、犯行の証拠を探した。
そして埋もれていた資料の中から重要な情報を入手する。
クーギル捜査官:
事件が起きる1週間前、メーガンが地元警察に通報していたことが判明したんです。

殺害される前、メーガンは警察に一体何を訴えたのか?

実際の音声が残されている。
911:911です。どうしました?
メーガン:家に帰ったら息子の父親がナイフを突きつけてきて……
911:彼はどこにいますか?
メーガン:いなくなりました。10分前に
911:分かりました。10分前ですね
彼の名前は?
メーガン:アダム・マトス

事件の1週間前、何かのキッカケでアダムはメーガンに激しい怒りをぶつけた。一体何があったんだ?

クーギル捜査官:
我々が最後まで分からなかったのは犯行の動機です。
なぜアダムは自分を大切にしてくれた家族まで手にかけたのか。

4人の殺害容疑で逮捕されたアダム。
だが、その後も容疑を否認。裁判で無罪を証明するために戦うと話した。そしてこの後、宣言通り、アダムは法廷で捜査チームと真っ向から対立。㊙ミステリーな新たな主張を繰り広げる。
アダム:ニコラスが突然私の胸ぐらを摑んできました。
そして拳銃を取り出し私に向けたんです。

争いになったんですね?
アダム:そうです
法廷での壮絶な攻防。
その先で待ち受けていた驚くべき結末とは?

これは実際の法廷映像
アダムは表情を変えず被告人席へ

被告は右手を挙げて、真実のみを述べると誓ってください。
アダム:はい
アダムの弁護士は、まずこう切り出した。
弁護士:2014年8月28日。ニコラスさんはあなたの胸ぐらを摑んできましたか?
アダム:はい、そうです
弁護士:彼は銃であなたを脅しましたか?
アダム:その通りです
弁護士:争いになったんですね?
アダム:そうです
弁護士:自分の身を守った?
アダム:はい
弁護士:殺したんですか?
アダム:はい
弁護士:なぜですか?
アダム:私を殺そうとしたからです

なんと、アダムはニコラス殺害を認め、正当防衛を主張したのだ。

クーギル捜査官:
驚きました。我々警察に証言した内容とまったく違っていたんです。

アダム:ニコラスが突然、私の胸ぐらを摑んできました。そして拳銃を取り出し、私に向けたんです。
そのままもみ合いになり、ふと見ると、鏡台の上にナイフがあったのでそれで身を守りました。
私がナイフを捨てると、彼は落とした拳銃を手に取ろうとしました。私は何かないかと周囲を見渡したんです。その時、とっさに近くにあったハンマーをつかんで彼を殴り今した。

だが、今度はメーガンが父親にアダムを撃つよう指示したという。

アダム:メーガンは「パパ、アダムを撃って」と叫んでいました。

父親は何を持っていたんですか?
アダム:ライフルです
“パパ、アダムを撃って!”
アダム:私は父親に「お願いだから撃たないでくれ」と懇願しました。
しかし撃たれた?
アダム:そうです。でも外れました。
“パパ、何やってるの?”
そして、アダムは床に落ちていたニコラスの拳銃を拾った。
“あなた、自分のしてることが分かってるの?
パパ、早くアダムを殺して”
アダム:拳銃で父親の腹を狙いました。
振り返るとメーガンが拳銃を持っているように見えました。反射的に発砲しました。

メーガンの母親はどんな様子でしたか?
アダム:彼女も私を殺そうとしていると思いました。

アダムの主張は――
家族がニコラスを仲間に引き入れて、自分を殺害しようと襲ってきた。だから身を守るためにとっさに4人を殺害してしまったのだと。
あくまで正当防衛だと無罪を主張する弁護側に対し、
検察側はこう反論する。
検察:あなたは警察から聴取を受けた時のことを覚えてますか?
アダム:はい
検察:その時あなたは家にいなかったと警察に話しましたね?
アダム:はい
検察:それは認めますね?
アダム:はい
検察:では今の供述は警察に話したこととまったく違いますよね?
アダム:そうです
検察は供述を変えたアダムを信用できないと陪審員に訴えた。そして、殺害されたニコラスの母親が見守る中、ある証拠を提出する。
「これを出しますか?」
検察:お願いします。

検察:これから新たな物証を提出します。
その物証は、事件現場となったガレージの車から発見されたシャベル。このシャベルからはアダムの指紋が検出された。普通に考えれば、同居していたアダムの指紋がついていても何ら不思議はないのだが……。

クーギル捜査官:
店の防犯カメラの映像から、シャベルはアダムが事件の翌日に購入したものだと判明しました。

仮にアダムの言う通り、正当防衛だとすれば、事件後になぜ警察に通報せず、シャベルを買って遺体を埋めようとしたのか?
さらに検察は、アダムを追い込むための切り札を持っていた。それは息子トリスタンの証言。

クーギル捜査官:
トリスタンは母親のメーガンが殺される前、「アダム、お願いだからやめて」と言ったと話しました。しかし父親はそれを無視して拳銃を撃ったと。

なんとトリスタンは自分の父親が母親を殺害する瞬間を目撃していたのだ。

検察は法廷で、この息子の証言を突きつけた。
アダムは何も答えなかった。
アダムがメーガン一家を殺害した本当の理由は何なのか?
ついにこのあと
㊙ミステリーな事件の真相が明らかになる!

家族として受け入れてくれた心優しい人々をある理不尽な理由で次々と殺害していった悪魔のような男。
警察が執念で集めた証拠がアダムを追い詰め、法廷で明らかとなった㊙ミステリーな事件の真相がこれだ!

息子トリスタンの成長をそばで見守りたいと、メーガンたち家族と共にフロリダに引っ越してきたアダム。
しかし本当の目的は他にあった。

クーギル捜査官:
アダムの目的は、別れたメーガンとの復縁でした。

アダムはメーガンを愛していた。そばにいれば
“いつか必ず元の関係に戻れる”と思い込んでいたのだ。
しかし――

アーロン:姉のメーガンにとってアダムはもう恋人ではなく、幼なじみの親友といった感じでした。ヨリを戻す気持ちはなかったんです。

メーガンは子育ての支援は歓迎したが、復縁に関しては拒否し続けた。
二度と元の関係には戻れないと気づいたアダムは絶望し、次第にその本性を露わにしていく。

メーガンが(911に通報)暴力に訴えたことで、アダムはメーガンの両親から家を追い出された。
この時アダムは家族への憎しみを増大させ、一家全員の殺害を企て始める。
アダムが戻ってくることを恐れたメーガンは、バーの常連客だったニコラスに相談。ニコラスはメーガンたち家族を守ろうと拳銃やハンマーを用意して、家に泊まり込んだ。

しかし、アダムは家族を監視。
メーガンに寄り添うニコラスを見て、嫉妬と殺意を募らせながら、彼らが油断する瞬間を待った。
そして運命の事件当日
午後11時過ぎ、出かけていた母親マーガレットが帰宅。
アダムはシャッターの開いたガレージに忍び込み、ハンマーで母親を襲う。
「アダム、何ちょっとやめて」
その場で母親を殺害。
家の鍵を奪い、2階へ向かった。

検察:合計21回殴りニコラスを殺害しました。
それでも怒りはおさまりません。

嫉妬からニコラスを滅多打ちにして殺害。
隙を見て逃げ出したメーガンは、父親に助けを求める。
「アダムが、アダムが来たの」
「奥に隠れていなさい」
「どこだいメーガン、隠れても無駄だよ」
「(トリスタンに)いい? 何があっても絶対に出てきちゃダメよ」
「アダム、やめろ!」
銃声
「アダム、お願いだからやめて」

検察:アダムはまず父親の腹部を撃ってから、次にメーガンの頭を撃ち殺害しました。

4人を殺害したアダムは事件の隠蔽を図る。
遺体を埋めようとシャベルを買ったが、地面が固くてうまく掘れなかった。

クーギル捜査官:
アダムの目的は家族の殺害でした。目的を果たした彼にとって、犯行の隠蔽はそれほど重要ではなかったんです。

そしてアダムは隠蔽をあきらめ、どうしても手にかけられなかった我が子だけを連れて現場から逃走したのだ。

自分を愛してくれた家族同然の人々を容赦なく殺害。
ゴミのように遺体を遺棄し、法廷で真実をねじ曲げ、あわよくば罪を逃れようとした悪魔のような男にいかなる裁きが下るのか?
果たして、判決の行方は?

「陪審員が評決に達しました。
アダム、あなたはニコラスへの第一級殺人、
グレッグへの第一級殺人、マーガレットへの第一級殺人。

そして、メーガンへの第一級殺人。
4件すべてで有罪とします」

 

終身刑の判決が下された。

 


以上なのですが、文字数は1万2千文字を超えたようです。

この番組は、秘密 ミステリーというのでつっている(笑)、いますので、文字数が多くなっちゃってるんだなとも思います。

ひどい男ですよ、ホント。

遺体の身許がなかなか分からなかったところが、惑わされてしまったのと、ニコラスについて「悪い男」の刷り込みもプラスされちゃったのでしょう。

殺害しただけではなく、自分を正当化し、隠蔽しまくりで。

隠蔽、といえば、なんか……してますね、どことは言いませんが。

 

 

チェックしたつもりですが、自分のミスには気づけません。

番組を見返すことができましたから、筋の間違いはないと思います。ただ……平仮名打ちミスと誤字は有り、かな?

なにせ『アンビリバボー』のほうは1回っきりですから、あちらのほうはミス多いでしょう。

過去の記事ですが、いっぱいアクセスもらって嬉しいです。

(アクセス稼ぎでやっているわけではありません。ただのシュミですドクロ笑

 

 

※「一太郎」の文書からのコピーでしたのに、意外と時間がかかってしまい、UPが7日になってしまった……

 

 

西日本で行ってみたい場所は?

西日本出身なので、これといってありませぬ。

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