〈ありがとう 無冠の友〉6 東日本編2020年6月15日

【北海道】函館勝利県・桔梗支部 小林みどりさん(地区副婦人部長)

 

 

 17年間の代配を含め、無冠の道を歩んで23年になる。3歳と生後2カ月の子どもを育てていた31歳の時、突然、関節リウマチを発病した。それを機に入会して36年。乳がんや、夫の死など多くの苦難も乗り越えてきた。
 冬の寒い季節には、さまざま苦労も多い。しかし、“配達をしたい”との前向きな心が常に湧いてくる。
 それは、「先生の“お手紙”をお届けできることが何よりうれしいから」と。きょうも笑顔で希望を届ける。

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【福島】福島南圏・桜花支部 大堀睦子さん(婦人部副本部長兼地区婦人部長)

 

 

 「無冠の友」を前任者から引き継いだのは20年前。その際、かつて本紙配達員だった母を思い出し、親子で同じ使命を担うことに不思議な縁を感じた。
 雨の日も雪の日も、“元気の源”である本紙を、心待ちにする読者の元へ。「頑張ってね」との友人読者からの励ましが、大堀さんの前進の力だ。
 娘も、同じ地域で代配として“無冠の道”を歩む。親から子へ、子から孫へ。広布のバトンをつなぐ喜びをかみ締める。 

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【群馬】高崎常勝県・高松支部 木村浩さん(支部長)

 

 

 「日々、一切の無事故を祈り、配達をしています」と語る木村さん。自転車で高崎の市街地を走る。
 36歳の時、「木村しきみ店」を開業。しかし、経営は先行きが見えない闇の中――。懸命に働いたが、体調不良に。A型肝炎を発症し、入院は3カ月にも及んだ。
 退院後、“信心で勝つ!”と、配達員を始めた。取引先の支えもあり、仕事も軌道に。
 「配達員歴20年を超えた今、健康そのもの」と木村さん。感謝を胸に無冠の道を歩む。

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【栃木】新世紀県・多功支部 野上恵美子さん(地区副婦人部長)

 

 

結婚を機に入会した野上さん。当時、未入会の両親の理解を深めようと、池田先生の指導のまま、学会活動に奔走。その中で、無冠の友の挑戦も開始した。
 誠実に努力を重ね、両親の信頼も次第に深まり、今では、一番の理解者として応援してくれている。
 「配達を始めて27年。聖教新聞のおかげで、理解を広げることができました。これからも健康第一で、聖教と共に歩んでいきます」と朗らかに。

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【長野】松本南圏・寿台支部 牧野雄三さん(副支部長)

 

 

無冠の友として6年。配達区域は、集合住宅などが多く、階段の上り下りでけがをしないようにと、朝の唱題に加え、体操を入念に。「毎日、歩いているのが健康の源ですね」。かつて、病気がちで悩んでいたが、学会活動に励み、丈夫な体になったことが信心の喜び。
 現在、地区部長としても奔走する牧野さん。師の“広宣流布のために、体を頑健に”との指針を胸に、強盛な祈りで、幸福の拡大に歩みを進める。

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【東京】世田谷太陽区・平和部 今井恵太さん(男子部副部長)

 

 

10年前、無冠の友になった。「配達員であったおかげで信心から離れず、試練にも打ち勝ちました」
 専門学校を卒業後、保育士として社会へ。だが、職場の保育園で誤解から問題が生じ、退職せざるを得なかった。
 “何で自分が……”と自問自答の日々。転職も繰り返した。それでも負けじ魂で学会活動に励む中、現在の保育園に巡り合った。働きぶりが評価され、2年前に本採用を勝ち取った。

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【東京】秋川太陽区・五日市王城支部 中島修さん(地区部長)

 

 “地区に貢献したい”との思いから配達員になったのは15年前のこと。今では、担当する配達地域の地区部長も務めている。
 「地区の同志が、心の財、そして蔵の財や身の財も得られるように祈っています。また聖教新聞を通して仏法と縁した友人が幸せになり、この地域も発展することを願い、配達しています」
 この一念で広布に尽くしてきた中島さんは、心身の健康と周囲からの信頼を勝ち得た功徳をかみ締める。

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【山梨】甲府南圏・山城支部 京嶌ひとみさん(婦人部副本部長兼地区婦人部長)

 

 配達を続けた約20年間は、さまざまな困難との戦いでもあった。
 自身の脳腫瘍、父(雅己さん=壮年部員)の胃がん……こうした病魔との闘いも、夫(治久さん=地区幹事。本陣長兼任)や家族、同志の支えがあり、乗り越えられた。
 「どんなに大変な時でも、朝になると読者の笑顔が頭に浮かび、“今日も頑張ろう”と決意できます」
 現在は長女(横井まみさん=白ゆり長)も無冠の友。親子で使命の道を歩める喜びが、前進の原動力に。

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【静岡】清水区・入江追分支部 加茂正志さん(地区部長)

 

 46歳で仕事に行き詰まり、退職を余儀なくされた。同志の励ましを胸に“絶対に負けるものか!”と、真剣に唱題。すると、好条件で再就職を勝ち取り、信仰の力を実感。報恩感謝の思いで“無冠の道”を歩み始めた。
 市街地をバイクで配達し、無事故を継続。人通りが少ない路地も、角を曲がる前には必ず一時停止し、左右の安全を確認する。
 「地区の皆さんの健康と勝利を祈りながら“池田先生のお手紙”を大切に届けます」

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