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清原被告の父 息子プロ入り後も電器店経営「俺はおまえとは違う」

スポニチアネックス 3月18日(金)7時4分配信

オリックス時代の清原被告を応援する家族ら(左から)父・洋文さん、母・弘子さん、長渕剛の悦子夫人(元女優・志穂美悦子)、亜希夫人(当時)

覚せい剤取締法違反(所持、使用)罪で起訴され、17日に保釈された元プロ野球選手の清原和博被告(48)。注目された身元引受人は、父・洋文さん(78)になったとみられる。

 洋文さんは、大阪府岸和田市で電器店を営み、清原被告ら3人の子供を育てた。清原被告はプロ入り時、親孝行しようと「もう働かなくていいよ」と言ったことがあったが、洋文さんは「俺はおまえとは違う」と仕事を続けてきた。

 巨人移籍の決断をする際にも、背中を押したのは父の言葉。阪神か巨人か二者択一の状況にあった息子に「決めてるんなら、連絡は早い方がいい。

相手にも失礼。時間を置くな」とアドバイスしていた。支えてくれるのは、今回も父親だったようだ。

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清原被告行きつけの寿司店主は心配「更生して野球界に戻ってくれたら」

スポニチアネックス 3月18日(金)10時30分配信
専用湯のみがあるほど清原被告が気に入っていた「新明石鮓」の店主・菅本博夫さん

◇清原和博被告保釈

 清原被告の25年来の行きつけ店で大阪・心斎橋にある「新明石鮓」の店主・菅本博夫氏(68)は17日、同被告の保釈を受けてスポニチ本紙取材に応じ「もう絶対に(覚せい剤を)したらあかん。

立ち直って、また寿司を食べに来て」と厳しく温かい言葉を送った。

 玄関には、清原被告が10年前に寄贈したのれんが掛かる。「大将」「キヨちゃん」と呼び合う仲で「家族、弟みたいな大事な存在やから、逮捕後も掛け続けてる」と親愛の情は変わらない。

「どんな顔で出てくるか心配や」と警視庁前から中継する情報番組をじっと見守った。

 西武時代に初めて店を訪れて以来、関西で試合があるたび姿を見せた。オリックス時代は毎週のように来店し、元妻や子供連れの時もあった。

 カウンターの一番奥が指定席で、名前入りの専用湯飲みがある。店自慢の5種類のトロが好物で、刺し身に始まり寿司40~50貫を平らげ、酒も豪快に飲んだ。サインや写真に応じる気安さで常連客にも大人気。

「将来は阪神の監督になって、桑田巨人との対決が見たい」と夢のシナリオを語る周囲の声に、まんざらでもない笑顔を見せていたという。

 最後に来店した2014年9月の離婚直前まで何度となく面と向かい、岸和田の実家にも招待されて親交を深めた菅本氏の目にも、「変わった様子は感じられなかった」という。「いつも礼儀正しく愛想もええ。

分かってたら注意もできたのに」と複雑な表情。ただ「野球しか知らん真っすぐで素直な男やから、だまされやすいところは心配やった。あんまり金使うなよ、と忠告はしてた」と振り返った。

 逮捕後は心配で居てもたってもいられず、清原被告の実家を訪れたが、インターホンを押しても父親が姿を現すことはなかったという。

「両親もキヨちゃんとは仲良かっただけに気の毒」と父の心境を慮り「きちんと更生して、なんとか野球界に戻ってくれたら」と祈るような思いを口にしていた。