今週末も息子と実家に帰りました。

娘はパパとお留守番で勉強です。


一人暮らしになった父の事が毎日心配です。

一人で寂しい思いをしていないか、ちゃんと食べているか、毎日考えています。ラインや電話もするけれど、母との電話のように世間話で盛り上がるわけでもなく、、

寂しがりやの父だから、毎日ポツンと悲しんでいるのだと思うと、今はそれが毎日心配です。


今週末は父と母の位牌を選びました。

母の位牌、、、全然実感がないです。

10文字の戒名が、母の名前だと思えません。


今も、「ただいま」と元気にお買い物から帰ってくるような気がします。

母の祭壇をみて、骨壷を見ても、他の人の人生を見ているような、そんな気持ちです。

頭では母が亡くなったことは分かっているけれど、こんなにも早くあっという間に亡くなってしまった事が未だに信じられません。


生きている時は、母が亡くなったら私も生きていけないと強い不安がありました。

パニックを起こし、呼吸も出来ないほど気が狂ってしまうと思っていました。

でも、今は思っていたよりも落ち着いています。もちろん、毎日悲しくて寂しくて涙が出るし、一人になると声をあげて泣いています。でもこれでも想像していたより落ち着いています。

きっとそれは、最後の2週間、ほぼ毎日24時間母と過ごせたかけがえのない時間が私に今生きる力を与えてくれていると思います。

たった2週間だったけれど、私は20年分くらいの愛情を母にもらいました。

日に日に弱っていく母をみるのは辛かったけれど、最後の2週間で20年分年をとったような母に、お世話をする時間をもらえました。たった2週間だったけれど、親孝行の時間をくれた母に感謝です。あの時間があったから、今、取り乱す事なく悲しみに耐えることが出来ているのだと思います。


でもこれからもずっと大丈夫なのかはわかりません。

日に日に母と会えない時間がどんどん増えて、寂しさがもっともっと増すかもしれません。


これから父も私も自分の人生をしっかり歩めるのか、今は分からないし不安だけど、目の前のこと、毎日生きる事だけを考えたいです。


そんな中、1ヶ月前から休んでいる会社から、復職についてどうするか連絡がありました。

無責任だけど、「今は何も考えられないし、自分がどうしたいのかも分からない。どこから考えて気持ちの整理をつければ良いかも分かりません。」と答えてしまいました。


先のことは何も分からないし、これからどんな風に生きていくかも分からないけれど今はまだ家族で寄り添って毎日を乗り越えていくのみです。