いよいよ手術日です。

絶食のため朝食はなし。お茶を飲んで凌ぎました。
午前中に付き添いの身内も到着しました。

パジャマから手術用の病衣に着替え、点滴を装着しました。
麻酔用に少し太い針の点滴を付けなくてはいけないのですが、どうも私の腕は血管が細いらしくうまく刺さらず…看護師さんに申し訳ないと思いつつなんとか4回目で成功…。

そしていよいよ手術室へ。
私は目が悪く普段コンタクトなので、裸眼だと何も見えず…手術室なんてドラマでしか見たことがないので見たかったのですがイマイチぼやぼやしていてなんだかよくわからず。そのおかげであまり緊張しなかったのはよかったのですが。

手術台に寝そべると担当の先生や手術室の看護師さんが何人か視界に入り、てきぱきと心電図や酸素マスクなどを取り付けていきました。
「緊張してますか?私だってこんなんされたら緊張しちゃいますよー。」など言葉を掛けて頂いたりしていたらあっという間に準備完了。
「麻酔いれていきますよー。」といわれた時点ですでに眠くなり…3秒くらいですぐすーっと意識がなくなりました。

気がつくと手術が終わっていました。
意識が戻って頭はぼやぼやしてましたが、それでもすぐ確認したのは口が動くかどうか。(神経を切ってしまっていたら麻痺しているはずなので)酸素マスクの下でもごもごやってたので看護師さんに「大丈夫ですか!?」と言われてしまいましたが(笑)とりあえず痛いけど動くことを確認。

麻酔が切れたとはいえかなりの眠さでうとうとしている間にストレッチャーに乗せられ、元居た病室まで運ばれました。
少しすると先生がやってきて、採れた腫瘍を見せてくれましたが頭ぼやぼや、視界もぼやぼやでどんなものだかはイマイチよくわかりませんでした。
あとで家族に聞きましたが(先生が手柄取った!という感じで楽しそうに見せてきたそうです(笑))コロコロしたグロい物体だったようです。手術後に見ても気持ち悪くなるだけだったのでかえってよかったかもしれません。

取れた腫瘍は6cmほど。手術時間は2-3時間の予定が1時間ちょっとで終わったとのこと。あまり腫瘍が周囲の組織にくっついていなかったようで比較的楽に取れたようです。
そして心配だった皮が余るのではないか問題ですが、先生によると縫うときに「意外とぴったりいった」そうで多分元通りになるのでは?とのことでした。わりと皮が良く伸びる体質なのが幸いしたのかなと思います。

手術後の状態ですが、傷口はがっちりとしたテープが貼られ首はあまり動かせない状態。酸素マスク・点滴・首元から血を排出する管(ドレーン)・尿道カテーテルが付けられて絶対安静でした。
具合はかなり悪かったですがなんとか無事に終わったとほっとしました。