腫瘍とはかなり長い付き合いでした。

一番最初に気付いたのは18歳くらいでしょうか…
左の顎の下にコリコリしたものがあるなあ~という感じ。
その頃はかなり小さかったため全く気にせず放置。

一番最初に病院を受診したのはその2年後。
腫瘍は2~3㌢くらいになっていたと思います。

就職を機に悪いものでないか診ておいてもらった方がいいのでは、ということになり
どこを受診すればいいかわからずとりあえず行きつけの内科へ。
先生も専門外で困ってましたが…(笑)
とりあえずエコーで見てもらうと中身は液体じゃないか、多分悪いものじゃないとは思うけど大きな病院へ行って検査してね。とのこと。

耳鼻咽喉科の紹介状を頂き総合病院へ。

最初の先生の診断は「側頚嚢胞」とのことでした。
側頚嚢胞は胎児のときに鰓にあたる部分が消えずに袋状に残り、成長するにつれて液体が溜まり膨らむ先天性の病気です。

治療法としては顎下腺腫瘍と同じで手術が必要なので
全身麻酔のやや大がかりな手術ということ、顔面神経が傷つく可能性もあること等説明されました。
手術に対する怖さと現状では日常生活に支障がなかったためそこまでして取らなくても…と思いその時は手術には踏み切れませんでした。

先生も悪いものじゃないから放置しても問題ないでしょう、というような感じだったので様子を見ることにしました。

この時に正しく「顎下腺腫瘍」と診断されていればまた心境は違ったかもしれませんが。
まあ今更言っても遅いですね。

そしてこの後「側頚嚢胞」と思ったまま、長いこと放置することになります…。