私とあなた それぞれの個性の尊厳にあって相依である

  相依にあって人であった 

 自灯明‐法灯明

 仏道とは己れを習うことなりなり

 しかし 己れを忘れて「法」に照らされる

 「空の義有るを以っての故に、一切法は成ずるを得。」 

 空の義  縁起の法 相依相待にあって法である

 

 人 生まれながらに格差がある

 物的格差だけではない 知能指数すらも遺伝子に依拠する

 資質と環境と適応の人格形成

 選択の自由 とおしゃるが その自由さえもない宿命の道

 構造的欠陥は排除されなければならない そして貧者の救済、相互扶助

 生きる権利などと言われると私は抵抗を感じる

 同情心というとおこがましいが 日本には惻隠の情があった

 

 如何に耐えるか

 境遇の違い その結果

 それでも一度も自己卑下をしたことがない

 ただ宿命を背負ううて耐え切る

 宿命とはそのようにある

 縁起の法 また因縁の法とも言う

 吾れは吾れなり 彼は彼なり それぞれの尊厳にあって相依である

 

 幸福は他者との比較ではない

 確かに生きるとは苦難の道 私には成功の喜びはない

 耐えてきた そして今も生きている

 何よりも私であり続けてきたこと

 私は私である エフイェ アシェル エフイェ

 幸福の条件 昔から知足安分という言葉がある

  ただ出合いによって救われてきた 依他起性も事実である 相依相待

 

 吾れありて彼あり 彼ありて吾れあり 友の大事

 若し友がなかれば私の人生の頁をどのように埋めるのか

 利害損得を超えて人生の心の価値 共に学び 共に遊び 時には旅もした

 先達との出会い 私の師 心の大きな転換 高次の世界を教えられた

 一期一会 もしあの人の救いの手がなかったら私の人生は挫折していたであろう

 分に安んじるのではない ただ生きてきたのではない

 私の分とは何か その分の責務 そして生かされてきたのだ