縁起の法 無の逆進 苦集滅道 しかし仏は自灯明を説いた

 「自らを洲とせよ」「法を洲とせよ」 自灯明‐法灯明

 しかし空論 空は本来無常を意味したが 阿毘達磨の実体の無自性

 空の儀によって法が成る 

 空にあって相依 そして依他起性  

 相依は妥協ではない 相依によって円在 円の完結性 存在の究極

 ただ『選択本願念仏集』 選択にあって自主 自主は自灯明である

  

 私の燈明はゆらゆらと揺れて それに細い芯

 それでも外衣を纏い 雨具を着て風雨に耐えて生き延びてきた

 選択の自由もない肩にのせられた荷を背負ううての道筋 

 地球回転何万回の日時 私の燈明は燃え続けた

 時代の変化 荷台車 貨物自動車 そしてドローン

 国の広がりには船舶 そして航空機時代である

 脳細胞の記憶媒体とRNA は成長AI が代行する

 

 エントロピーの終局 今それを探る

 燃え尽き症候群 再び量子への還元 真空空間に量子が浮かぶ

 いや 今 新人類がそれを光格子枠に捉える 量子を操作する新人類

 私には新人類の姿がよく見えない 私は取り残された旧人

 すべての法則が入れ替わる

 混沌

 ただ旧人には新しい法の網が見えないだけだ

 

 目に残るのはAIロボット 介護老人が淡色で目に映る

 若者はどこに居るのだろう 私にはBTSKPOPの男性しか見えない

 工場では黙々と工作ロボットが動いている

 何を製造しているのだろう 松本零士では機械人間

 ジェンダーフリー 男性の女性化 女性の男性化

 何か私にはゴーギャンの絵が思い出された

 しかし今 彼等は背広を着ている

 

 ルドンの絵 それは 象徴主義ポスト印象派の終末におぼえたが

 幾何学的なアブストラクト 最早芸術は存在しない 点と線の力学的な構成

 快感だけが残る

 バロックは市民革命に消え去った 野獣派時代への郷愁 老いた者には印象派 

 教会音楽はレッセフェールから古典となったが 二つの大戦にミサ曲が贈られた

 今の流行りはTikTok  せめて初音ミクと思ったが 

 初音ミクの消失 -DEAD END-が私には悲しい