「いのち」の「い」

 意識の発生

 脳内刺激の電磁気的反応のデーターのプログラミング

 それをAIの集積回路に埋め込む 

 将来 その集積にAIロボットが意識を持つのであろうか

 

 脳細胞を持たない植物は意識を持たないのか

 植物における意識とそのベクトル 

 大地に根を張って移動性はないが花粉の虫媒と風媒 結実によるその拡散 

 今ではその意識の確認 

 匂いの発散 葉揺らぎの空気の振動 何らかの波長の発信に木と木との情報交換すら確認されるのである

 

 人類がその意識と生命を破壊していった

 森の果実の採食動物 野の草食動物 その動物を食らう捕食動物

 人類は生命の母胎を破壊していったのである

 

 今では人里にさまよう熊や猪や猿

 彼らをそこまで追いやったのは誰なのか

 

 脱炭素 愚かな言葉 

 落雷に山の火事 燃える木の枝に火を手にした人類

 それはそれは正に文明の始まりであった

 石器は高度な加工であるが 道具を使う動物は存在する

 ホモ=エレクトゥスからホモ=サピエンス

 火を手にした人類 洞窟内の竈 竪穴式住居の竈 

 天上から与えられた火からきりもみの人間の手による 発火法  

 

 脱炭素 愚かな言葉

  「いのち」は有機化合物の上にある 有機化合物は炭素を基幹としてあるのだ

 遺伝子、染色体そのものがそうである

 熱エネルギーは炭素の燃焼の上にあった そして炭酸ガスの発生である

 二酸化炭素 原初の地球はメタン、アンモニア、二酸化炭素に覆われていた

 ラン藻植物の光合成によって大気に酸素が放出されたのである

 好気性の生物の発生 やがて海から陸への上陸 そこにはすでに葦原と森があった

 大森林時代 そして恐竜時代

 大森林時代 まだ木質を分解するバクテリアが発生する以前 その堆積が石炭であるとされる

 

 都市は森と共にあった 周辺の森が切り尽くされたとき 都市は消滅するのである

 森の大事を人類は認識していた ゲルマンの神木 それを切り倒したのはローマ教会の伝道師である

 やがて石炭時代 産業革命 今の我々の生活の始まりである

 電気時代への移行も石炭発電に依頼した

 電線からきり離れた航空機、自動車、船舶の燃料 それに高分子化学の原料としての石油は欠かせなくなったが

  プランクトンや藻などの死骸が地熱やバクテリアなどの作用を受けて石油となったとする有機起源説

 炭素 8387%, 水素 1114%, 硫黄 0.13%. 窒素 0.11%

 

 いずれにしても炭素は「いのち」と人類の生活の根源にあった

 その脱炭素

 いいだろう 新しい命の創生

 人口多能性幹細胞 ips細胞 ではない 人間の無機化(合物) 

 脳の代わりに集積回路 そして電気部品の回路づけである

 但しすでにAI が学んでいるニューロン回路 その蒸留に心が形成される

 

 炭素燃焼から水素エネルギーへの転換

 量子力学と相対性理論の重力場

 確かな存在論である

 但し確定論ではない 量子の揺らぎ 重力場の歪み そしてテンソル積

 新しい歴史が始まる

 

 「いのち」の母胎から離れた人類の未来

 水素エネルギーへの転換 核分裂から核融合 その道は正しい

 ただ 私の思いはラン藻植物に帰るのだ(光合成}